【複合機を金額だけで選ぶのは危険!】コピー機見積りの際は料金・機能・保守のバランスで選びましょう

【複合機を金額だけで選ぶのは危険!】コピー機見積りの際は料金・機能・保守のバランスで選びましょう

コピー機Gメン見積りバナー

30社の複合機販売店を独自調査したコピー機Gメンが、安さと対応力に優れた販売店を2~3社ご紹介します。

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はじめに

見積もり依頼をする時には、

  1. ひと月当たりの印刷枚数がモノクロ・カラーでそれぞれどの程度になるか
  2. 必要な機能
  3. 重視するポイント

をしっかり伝えておくことで、より適切な提案をしてもらうことができます。

また、複数のメーカー・機種を比較検討することで最適な機種を選ぶことができます。>>複合機メーカーのおすすめ比較ページはこちら

ポイント
メーカーや機種によって標準機能や追加できるオプション機能が違ったりするので、しっかり比較してより最適な機種を導入しましょう。

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機種選定時の比較ポイント

機種を決める時に大きなポイントとなるのは「価格」だと思いますが、リース価格だけを重視していると思わぬ落とし穴があります。

以下に比較ポイントを記載しますので、参考にしていただき最適な機種を選択しましょう。

 

仕様

  • 連続複写速度
  • ファーストコピータイム
  • ウォームアップタイム / リカバリータイム

 

連続複写速度

連続複写速度とは、1分間に連続印刷できる枚数を表しており、連続複写枚数が多い機種(=高速機)ほど印刷枚数が多い事業所向きと言われています。

連続複写速度が速い機種ほど標準価格は高くなります。印刷枚数や使用頻度に見合ったスペックの機種を選択しましょう。

使用頻度の高い事業所が価格だけを重視して低速の機種を選ぶと業務効率に影響するだけでなく、消耗部品が摩耗して故障が頻発する原因となる場合があります

 

◇参考◇ 

キャノン imageRUNNER ADVANCE 本体標準価格と連続複写速度(A4ヨコ)の機種別比較  

 出典:キャノン公式HP

 

機種 本体標準価格(税別) 連続複写速度(カラー・モノクロ)
iR-ADV C5560F III 2,700,000円 60枚/分
iR-ADV C5550F III 2,500,000円 50枚/分
iR-ADV C5540F III 2,100,000円 40枚/分
iR-ADV C5535F III 1,900,000円 35枚/分

ファーストコピータイム

ファーストコピータイムとは、スタートボタンを押してから最初の1枚が出力されるまでの時間のことで、高速機ほど速い傾向にあります。

印刷頻度が高い事業所では、ファーストコピータイムが早い方が業務効率も良いので注目すべき数値です。

関連記事:コピー機のファーストコピータイムとは?【7~8秒が目安だが環境にも影響】

 

◇参考◇ 

富士ゼロックス ApeosPort-VII シリーズ  連続複写速度とファーストコピータイムの機種別比較

出典:富士ゼロックス公式HP

 

機種 連続複写速度(A4ヨコ) ファーストコピータイム(A4ヨコ)
C7773 70枚/分 モノクロ 3.3秒 カラー 4.1秒
C6673 65枚/分 モノクロ 3.3秒 カラー 4.1秒
C5573 55枚/分 モノクロ 3.7秒 カラー 5.2秒
C4473 45枚/分 モノクロ 4.4秒 カラー 5.7秒
C3373 35枚/分 モノクロ 4.9秒 カラー 6.7秒
C2273 25枚/分 モノクロ 6.3秒 カラー 8.7秒

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ウォームアップタイム / リカバリータイム

ウォームアップタイムとは、複合機の主電源を入れてから印刷できるようになるまでの時間を指すのですが、複合機は夜間もFAXを受信するため主電源をOFFにすることはほとんどないと思います。このため、機種選定の時に参考にするのはリカバリータイム(スリープ復帰時間)の方がより実用的です。

ウォームアップタイム / リカバリータイムは室温によって影響を受けるので注意が必要です。

関連記事:【印刷の速度に大きな影響】コピー機のウォームアップタイムとは?

 

◇参考◇ 

富士ゼロックス DocuCentre-VII シリーズ 連続複写速度とリカバリータイムの機種別比較

出典:富士ゼロックス公式HP

 

機種 連続複写速度(A4ヨコ) リカバリータイム(室温23℃)  ウォームアップタイム(室温23℃)
C7773 70枚/分 13秒以下 36秒以下、主電源が入っている場合は30秒以下
C6673 65枚/分 13秒以下 36秒以下、主電源が入っている場合は30秒以下
C5573 55枚/分 5秒以下 36秒以下、主電源が入っている場合は30秒以下
C4473 45枚/分 5秒以下 36秒以下、主電源が入っている場合は30秒以下
C3373 35枚/分 4秒以下 36秒以下、主電源が入っている場合は30秒以下
C2273 25枚/分 4秒以下 36秒以下、主電源が入っている場合は30秒以下

 

 

必要な機能のチェック

基本的な仕様の確認に加え、必要な機能が装備されているか(もしくは追加できるか)オプション機能も含めて確認が必要です。

例えば、個人別に使用できる権限を設定する必要があるなら「個人認証システム」を追加、冊子作成をする必要がある場合は「フィニッシャー」を追加など必要な機能が装備できているかを確認しておきましょう。

追加したい機能が候補機種では対応できない場合は、「対応できる機種に変更する」か「その機能は諦めて別の方法を考える」かを決めなければなりません。

複合機にはたくさんの便利機能があります。ただし、便利だからといってオプション機能をたくさん追加していくと価格が高くなってしまうので、必須機能と「あったらいいな」を明確に分けて認識しておくと良いです。

 

 

メンテナンス

  • メンテナンス拠点
  • 保守契約

 

メンテナンス拠点

複合機が故障した場合に修理対応が必要になった場合の対応力は重要です。

設置場所近くにメンテナンス拠点があり、サービスマンの体制も整っているメンテナンス会社の場合は即日対応してもらえますが、そうではない場合、状況によっては翌日やそれ以降になる場合も考えられます。

メンテナンスは販売会社が行う場合とメーカーが行う場合がありますので、機種選定の段階で「保守派どの拠点から来るのか?」「どれくらい時間がかかるのか?」などのメンテナンス体制を確認しておくと良いです。

関連記事:【複合機保守メンテナンスが良い会社の選び方】注意深い会社さんこそ契約書にこだわろう!

 

 

保守契約

複合機の保守契約はカウンタ保守が一般的ですが、月の印刷枚数が500枚未満の場合にはキット保守(トナーキット保守)が適しているといわれています。

関連記事:【複合機の保守契約は全部で4種】カウンター・キット・スポット・年間契約の特徴を比較

印刷枚数が少ない事業所は、トナーを購入する時だけ費用が発生するキット保守対象機種を選択しがちなのですが、利便性を考えてカウンター保守対象機種を選択するということもオススメです。

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◆その理由は・・・

  1. キット保守の対象機種が少ない
  2. トナー発注の手間が必要
ポイント
機種によって対応する保守契約は決められているため、ユーザーの任意でカウンター保守・キット保守を選択することはできません

 

キット保守はトナーキットを購入する時に費用が発生し、月々の保守費用は不要という利点がありますが、対象機種は少なく低速機に限られています。

また、キット保守の場合、比較的市場が狭く需要が少ないため本体価格の値引き幅は少なくなる傾向にあります。

 

◆カウンター保守対象機種を選択すると・・・

  1. トナー代は不要(カウンター料金に含まれる)
  2. トナー発注や消耗部品の定期交換の手配が不要 →インターネット回線もしくはFAX回線でメンテナンス会社と通信が可能である場合

印刷枚数が少ない場合でも、カウンター保守対象機種の中から低速機を選択することでトナーや消耗部品を管理する必要がなくなります。

カウンター保守の月々の保守料金(カウンター料金)はその月の印刷枚数によって変動します。

カウンター料金には基本料金(最低料金)が設定されているので、印刷枚数×カウンター料金≦基本料金 の場合には基本料金を支払うこととなります。

 

◇参考◇ 

リコー IM Cシリーズ キット保守対象機とカウンター保守対象機の比較

出典:リコー公式HP

機種 IM C2000 IM C2500
保守契約 キットサービス契約  パフォーマンス契約 

本体標準価格(消費税別)

943,000円~ 1,070,000円~
連続複写速度(A4ヨコ) 20枚/分 25枚/分
ファーストコピータイム(A4ヨコ) モノクロ:5.1秒
フルカラー:7.4秒
モノクロ:5.1秒
フルカラー:7.4秒
ウォームアップタイム 21秒(室温20℃) 21秒(室温20℃)
リカバリータイム 6.3秒 6.7秒

※リコーではキット保守=キットサービス契約 カウンター保守=パフォーマンス契約と言います。

 

月の印刷枚数が500枚未満であっても、カウンター保守対象機種とキット保守対象機種の見積もりを取って利便性も含めて比較検討してみましょう。

 

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