【ラベル紙・厚紙に印刷したい】複合機やコピー機で特殊紙に印刷をする場合のトラブル対策

【ラベル紙・厚紙に印刷したい】複合機やコピー機で特殊紙に印刷をする場合のトラブル対策
複合機のメンテナンスを担当しています、女性エンジニアのsakuraです。
 
特殊な紙で印刷なんてしたら、壊れそうやな~。

新人Gメン及川

 

ベテランGメン園川

不具合を起こしやすいラベル紙や厚紙のお扱い方について、女性エンジニアのsakuraさんに教えて頂きましょう。
 
ラベル紙・厚紙などの特殊紙はトラブルが起こりやすい印刷です。厚紙とは、はがきやポストカードなどの手で触って「分厚い」と感じる紙などのことです。ラベル紙は、シールと台紙が重なっている、「二枚重ねの紙」です。このふたつの用紙の共通点は「紙が厚い」というところです。そのため、普通の紙に印刷する時には起こらないトラブルが発生することがあります。
今回は、ラベル紙・厚紙という特殊紙に印刷する時のトラブルと対策や、印刷する時のコツなどを解説したいと思います。
 
 

ラベル紙・厚紙共通のトラブルと対策

 

紙が汚れる

 
特徴としては、ボツボツ・点々と汚れがつく、印刷が剥がれたような状態になる、印刷した次の紙が汚れるなどのトラブルが発生します。このようなトラブルが起こらないようにするためには、印刷の設定を必ず「厚紙」や「ラベル紙」など用紙に合った設定に変更しましょう。普通紙に印刷する時と厚紙に印刷する時では、設定を変えるとより適した設定で印刷されるようになります。
 
それでも解決されない場合は、サービスマンに相談をしてみましょう。機械の設定を変更したり、部品を交換をしたりする必要がある場合があります。
 
 

紙詰まりする

 
「インクジェット紙」という紙に印刷しようとすると、機械内部に紙が貼り付いたりすることによって、紙詰まりだけでなく部品の故障が発生することがあります。コピー機・複合機に印刷する時は、必ず「レーザープリンター用」と書かれている用紙を使用しましょう。「インクジェット紙」や「インクジェットプリンター用」の用紙に印刷することは、絶対にやめましょう。重大なトラブルの原因になります。
印刷したい用紙があるがコピー機に通していいかわからない場合は、用紙の問い合わせ先に確認したり、サービスマンに尋ねたりするなど、確認するようにすると安心です。
 
用紙にレーザー用とインクジェット用があるなんて知らんかったわ!

新人Gメン及川

 

ベテランGメン園川

紙って結構重要なんですね。
 
 
 

厚紙特有のトラブルと対策

 
 

厚紙に印刷する時だけ紙詰まりが発生する

 
会社名などを印字済みのはがきや封筒などは、紙の一枚一枚に粉が振ってあることがあり、この粉の影響で機械内部に用紙を送る際に滑ってしまい、紙詰まりが発生します。このトラブルの対策としては、印刷する前に紙一枚一枚を剥がしてから用紙トレイにセットしてみましょう。スムーズに紙が機械内部に送られるようになります。また、印刷設定を「厚紙」に設定することも大切です。
それでもトラブルが発生する場合には、サービスマンに点検を依頼しましょう。
 
 

ラベル紙特有のトラブル

 
 

紙詰まりや汚れが発生する

 
ラベル紙を印刷すると、ラベルが機械内部で剥がれ、紙詰まりや印刷への汚れなどのトラブルが発生するようになることがあります。ラベル紙を印刷する時には、印刷前にラベルの浮きや剥がれがないか確認しましょう。また、一度印刷してラベルを一部剥がしたものは、再度コピー機に通さないようにしましょう。ラベル紙が機械内部で剥がれてしまうと、サービスマンによる除去と清掃が必要になります。
 
ラベル紙の一部に印刷をして剥がして、残ったラベル紙を再度コピー機に通すという印刷をするユーザーさんが多いです。エンジニアとしては、全力でお止めしたい使用方法です。
 
24枚のうち4枚くらい印刷をして、残った20枚がもったいない気持ちもわかるのですが、再度通したラベル紙でトラブルが発生した場合、その後に印刷した紙すべてに汚れがついたり、必ず紙詰まりをするようになるなど、業務に支障が出てしまうことになります。この場合、私は「自己責任でお願いいたします」とお伝えしていますが、皆さんの業務効率のためにも、ラベル紙の再利用は推奨しません。
 
 
 

ラベル紙・厚紙印刷時のコツ

 
 

印刷画面と機械本体の設定を合わせる

 
メーカーや機種によって違いますが、機械やパソコンの設定画面には「厚紙」「はがき」「ラベル紙」といった、用紙を印刷するための設定をする項目があります。これを用紙に合わせた設定にすることによって、汚れなどのトラブルが発生しにくくなります。詳しくは取扱説明書を読んだり、ホームページで確認する、サービスマンに質問するなどしてみましょう。
 
 
 

テスト印刷をして、問題ないことを確認しましょう

 

設定を合わせたら、テスト印刷をしてみましょう。このひと手間で、紙を汚れや紙詰まりによって破損してしまうトラブルを回避することができます。
 

ラベル紙の再利用はしない

 

紙詰まりや汚れ、機械の故障を発生させないために、一度印刷して一部を剥がしたラベル紙は再利用しないようにしましょう。
 

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