パソコンを購入する場合、メーカーであるソニーやアップルから直接購入する方法と、ヤマダ電機などの家電屋で購入する方法があります。複合機も同様で、メーカーであるゼロックスやキャノンから直接購入する方法と、メーカーが取引している販売店(代理店)で購入する方法の二通りがありますが、どちらを選択すべきなのでしょうか?
富士ゼロックス株式会社という親会社と、その子会である富士ゼロックス東京、富士ゼロックス大阪などの販売会社があります。富士ゼロックス株式会社と富士ゼロックス東京などの販売会社は別の会社ですが、メーカーである富士ゼロックスのグループ会社であり、富士ゼロックス東京などの販売会社も含めてメーカーであるという認識で問題ないと思います。
一般的には、販売店から買った方がお得◎
複合機に限りませんが、一般的に商品はメーカーよりも販売店から購入したほうが安くなるケースが多いです。理由はカンタンで、販売店よりもメーカーのほうが安く販売してしまうと販売店がその商品を売ってくれなくなるからで、複合機でも基本的には同様と考えて問題ないでしょう。
【要注意】メンテナンスはどこが実施するの?
複合機のメンテナンスには「メーカーメンテナンス」と「販売店メンテナンス」の2種類があります。
複合機メーカーであるゼロックスやシャープなどがメンテナンスを行うことをメーカーメンテナンスと呼び、メーカー以外の販売店がメンテナンスを請け負うことを販売店メンテナンス(代理店メンテナンス)と呼びます。販売店はメーカーから部品やトナーを調達するため間接コストがかかっていたり、技術力の点で劣るケースが多いことから、メーカーメンテナンスを好むユーザーが多いです。
購入先とメンテナンス先をパターン分けすると、下記の3つになります。
①メーカーから購入し、メーカーがメンテナンス
②販売店から購入し、販売店がメンテナンス
③販売店から購入し、メーカーがメンテナンス←おすすめ◎
販売店から購入し、メンテナンスはメーカーに担当してもらう③のパターンが最も安価で良いメンテナンスを受けられるケースが多いようです。
【驚きの事例】代理店とメーカーからの見積比較
ある地方都市の会社さんが、ゼロックス代理店の亀田商店(仮名)とメーカー(ゼロックス福岡)それぞれから見積を取得したところ、メーカーの見積が代理店の倍近い金額で提示されていました。
▼本体代とカウンター料金の見積比較
本体料金 | カウンター料金 モノクロ |
カウンター料金 カラー |
5年利用時総額 | |
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ゼロックス | 1,112,500円 | 5.5円/枚 | 22円/枚 | 1,937,500円 |
亀田商店 | 600,000円 | 2円/枚 | 15円/枚 | 1,110,000円 |
※地方都市で月1,000枚印刷、機種はDocuCentre-VC2263
この会社さんが知らずにメーカーから直接購入していた場合、税込みで90万円近い損をしていた計算になります。複合機を購入する際に複数の会社から見積を取得する「相見積もり」が重要であることを再認識させられます。>>コピー機入替え時の相見積りは必須!
どちらもメンテナンスについてはメーカーであるゼロックスが担当するため、サービス内容は全く同じで料金だけが違うことになります。90万円は一体、どこに消えていくのでしょうか。
▼ゼロックスから提示された見積
※代理店からの見積については掲載を控えております
ゼロックスからの見積については本体料金・カウンター料金ともに2018年の相場から比較すると常軌を逸した金額です。代理店からの見積が一般的な水準と言えるでしょう。
【カウンター料金相場】モノクロ1円,カラー10円が当たり前!
これはやや極端な事例で、メーカーから直接購入した方がメリットがあるユーザもあるかもしれませんが、一般的には下記の購入方法がおすすめです。
- ゼロックス直接ではなく、販売店から購入する
- メーカーメンテナンスを希望する
全国対応可能なゼロックスの販売店へのお見積り依頼はこちらから。
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