『JUSTIO HL-L3230CDW』ブラザー A4レーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:ブラザー工業
ブラザーのレーザービームプリンター『JASTIOシリーズ』から、今回はカラーA4機『HL-L3230 CDW』を紹介します。無線LAN &自動両面プリントに対応したスタンダードモデルです。
『JUSTIO HL-L3230CDW』ブラザー A4レーザープリンターの特徴
機種名 | JUSTIO HL-L3230CDW | 参考価格 | 30,250円 |
発売日 | 2018年9月 | カラー・白黒 | カラー対応 |
対応用紙サイズ | A4まで | 印刷速度(カラー) | A4:24枚/分 |
印刷速度(モノクロ) | A4:24枚/分 | 印刷速度(両面) | A4:8ページ/分 |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ |
FAX |
✕ |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ | 256MB | 最大解像度 | 600×2400dpi |
給紙容量 | カセット:250枚×1段 手差しトレイ:1枚 |
装置寿命 | 約10万枚または5年間 |
ウォームアップタイム | 26秒(スリープモードから) 27秒(電源投入から) |
ファーストプリント | 14秒 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
410×461×252mm | 重量 | 約18.1Kg |
※高さは252mmですが、消耗品の交換時にはトップカバーを全開にする必要があります。
印刷速度は標準的な速度
印刷速度は、カラー・モノクロ共に1分間あたり24枚と、一般的なA4プリンターと同等と言えます。決して印字速度が速いタイプではありませんが、実務で遅く感じる速度でもないので、使用中にストレスを感じることは少ないでしょう。
両面印刷はかなり遅い
注意点としては、片面の印刷速度は普通ですが、両面印刷の速度がはっきり言って遅いです。両面印刷は1分間に8ページと、かなり控えめな速度なので、両面印刷を多用するような環境では、ストレスを感じる可能性があります。
プリンターのサイズはコンパクト
プリンターを選ぶ時に気を付けたいポイントの一つが「高さ」です。
『HL-L3230 CDW』の高さは、25.2cmとコンパクトな筐体をしています。もともとブラザーは、カウンター下などへの設置を得意としているメーカーで、筐体サイズには定評があります。
飲食店や小売店、医療・介護の現場など、設置スペースが限られる職場におすすめのサイズです。
ランニングコストは高い
モノクロのランニングコストは、業界標準レベルの3.1円/枚ですが、カラーのコストは約17.4円/枚と一般的なA4カラー機より5円ほど高い価格設定です。
モノクロ印刷が主流の職場には良いでしょうが、カラー印刷が主流の職場ではランニングコストが割高になってしまいます。
『JUSTIO HL-L3230CDW』ブラザー A4レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクやイメージドラムが切れたら実費で購入することになります。
以下、『JUSTIO HL-L3230CDW』のトナーとイメージドラムの金額です。
トナー名 | 参考価格 | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ(シアン) TN-293C | 8,580円 | 約1,300枚 |
トナーカートリッジ(マゼンダ) TN-293M | 8,580円 | 約1,300枚 |
トナーカートリッジ(イエロー) TN-293Y | 8,580円 | 約1,300枚 |
トナーカートリッジ(ブラック) TN-293BK | 10,120円 | 約3,000枚 |
トナーカートリッジ 大 (シアン) TN-297C | 12,100円 | 約2,300枚 |
トナーカートリッジ 大 (マゼンダ) TN-297M | 12,100円 | 約2,300枚 |
トナーカートリッジ 大 (イエロー) TN-297Y | 12,100円 | 約2,300枚 |
ドラムユニット(ドラム4個パック/モノクロ1&カラー3) | 14,300円 | 約18,000枚 |
ドラムユニット(ブラック用ドラム) | 5,390円 | 約18,000枚 |
ドラムユニット(カラー用ドラム) | 5,390円 | 約18,000枚 |
廃トナーボックス | 2,800円 | 約50,000枚 |
ベルトユニット | 25,000円 | 約50,000枚 |
※参考価格はブラザーのメーカー公式通販サイト「ブラザーダイレクトクラブ」の通常価格です。
『JUSTIO HL-L3230CDW』ブラザー A4レーザープリンターの口コミ評判
ここからは『JUSTIO HL-L3230CDW』の口コミ・評判を紹介します。
コピー機Gメンでは、勤務先でレーザープリンターをお使いの方にアンケートを行いました。使いやすさや印刷の品質など、項目ごとに5点満点で評価を行って頂き、最後に感想をお願いしています。
利用機種:JUSTIO HL-L3230CDW | |||
使いやすさ | 5点 | 印刷の品質 | 4点 |
本体の外観デザイン | 4点 | 壊れにくさ | 4点 |
本体・トナー等の費用 | 5点 | 総合満足度 | 4点 |
クチコミ・感想 | |||
他のメーカーより安くて助かります。印刷の美しさはエプソンやCanonには劣るけれども、そこまでその点にはこだわっていないので十分だと思っています。また替えのインクも他のメーカーに比べて安くてコスパがとてもいいです。 |
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
スペック的には標準的なA4プリンターと同程度か、やや低い印象です。販売年が2018年と、今から約2年前の機種なので仕方がないのかもしれませんが、本機だけみると、「ブラザーのカラー機はまだまだ」といった印象を受けます(モノクロ機は優秀です)。
例えば「印刷速度」「ランニングコスト」「筐体サイズ」など、機器選定の際に重視される3つのポイントから見ても、本機には突出した特徴がありません。両面印刷の速度がかなり遅い点やランニングコストの高さを見ると、同クラスの他メーカー機の方がお買い得と言えます。
もし、この機器の購入を検討している方がいらっしゃれば、OKIデータの販売している『C332dnw』がオススメです。『JUSTIO HL-L3230CDW』と同じA4カラー機で、実勢価格もほとんど変わりません。
しかし、カラー26枚/分、モノクロ30枚/分と印刷速度に優れ、ランニングコストもカラー:約12.2円、モノクロ:約3.0円と圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。さらに、筐体サイズもブラザーより1cm低く、5年間の無償保証まで付いています。カラーの印刷枚数が多いようであれば、OKI『C332dnw』を選んだ方が確実にお買い得と言えるでしょう。
まとめ
- 印刷速度は1分間に24枚と、一般的なカラープリンターと同程度
- 両面印刷の速度は、8ページ/分とかなり遅い
- ランニングコストは高く、特にカラーは一般的なプリンターよりも1枚あたりのコストが5円程高い
- カラー印刷が主流なら、他メーカーのレーザープリンターが良い
- モノクロ印刷だけなら、ブラザーのモノクロ機『HL-L2330D』がオススメ
▼モノクロだけならオススメ!【JUSTIO HL-L2330Dの口コミ評判】