『DCP-L2535D』ブラザー A4モノクロレーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:ブラザー工業
今回は、自動両面プリントに対応したコンパクトなFAXなしモノクロ複合機、ブラザー『DCP-L2535D』を紹介します。その他の人気A4モノクロレーザープリンタ―(複合機タイプ)は、以下の記事をご覧ください。
『DCP-L2535D』ブラザー A4モノクロレーザープリンター(複合機タイプ)の特徴
機種名 | DCP-L2535D | 希望小売価格 | 15,500円(税別) |
発売日 | 2018年6月 | カラー・白黒 | モノクロ限定 |
最大用紙サイズ | A4 | 印刷速度(カラー) | 非対応 |
印刷速度(モノクロ) | 34枚/分 | 印刷速度(両面) | 16ページ/分 |
プリント | ○ | コピー | 〇 |
スキャン | 〇 | FAX | ✕ |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ・RAM | 128MB | 最大解像度 | 1200✕1200dpi |
給紙容量(標準) | カセット:250 枚 手差しトレイ:1枚 |
給紙容量 (オプション最大) |
251枚 |
ウォームアップタイム | 10秒以下(スリープ復帰) 28秒以下(電源投入時) |
ファーストプリント | 10秒以下 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
410×398.5×272mm | 重量 | 約10.3Kg |
※無償保証期間は12ヶ月です。
必要最低限の機能を凝縮した複合機
ブラザーの『DCP-L2535D』は、プリンタ上部のADF(原稿自動送り装置)と、FAX機能を除外した複合機です。大量コピーや、FAXを使用しない環境向けに発売されている機器なので、本体価格も安く設定されています。大量コピーやファクスを使用しないオフィスや、個人向けにはありがたい1台です。
印刷速度は分速34枚と高速
『DCP-L2535D』は、1分間の印刷速度が34枚と同価格帯の単機能プリンターより速いことが特長です。印刷用途をメインに考えている個人やSOHOユーザーにとっては、業務効率が飛躍的に上がるため、非常にお勧めです。
ランニングコストは少し高め
ブラザーの『DCP-L2535D』は、トナーとドラムを分離型としているため、ランニングコストを抑えていると公表しています。公称値では、モノクロ1枚当たりのランニングコストが「3.0円」と非常に安い印象を受けますが、これはあくまでもトナーのみの金額なので注意が必要です。
ドラムを含めたランニングコストは「約3.7円」で、一般的なモノクロプリンターよりも少し高めの金額です。
フロントオペレーション機構でワークスペースを有効活用
出典:ブラザー工業(画像はMFC-L2730DN)
手狭な空間にプリンタ―を設置する際、気になる点がプリンタ―本体の大きさと、メンテナンス時の専有面積でしょう。
ブラザーの『DCP-L2535D』は、用紙のセットやトナーカートリッジの交換を本体の前面部で行うことができます。そのため、カウンターの下やラック上に設置しても「消耗品交換を行うたびにプリンタ―を動かさなければいけない」などの手間が省け、ワークスペースの確保に繋がります。
多彩なコピー機能でコスト削減が可能
『DCP-L2535D』は多彩なコピー機能に対応しています。以下に、よく使用するおすすめの機能をまとめました。
- IDコピー機能:免許証など表面と裏面を原寸のまま1枚にまとめてコピーすることが可能です。店舗業務などで、身分証の保存をする際などに便利な機能です。
- ページレイアウトコピー機能:複数枚の別々の原稿を、1枚にまとめてコピーすることが可能です。2枚の原稿を縮小して1枚にまとめる2 in 1機能に加え、4枚分の原稿を1枚におさめる4 in 1機能も使用可能です。両面コピーと組み合わせることで、それぞれ4枚を1枚、8枚を1枚に集約することもできるため、コストと用紙保管スペースを最大で1/8にすることが可能です。
スキャンto機能が豊富で便利
『DCP-L2535D』はADFは付いていないものの、標準的なスキャン機能が充実しています。一般的な「スキャンtoメール」機能はもちろん、以下のような機能を備えています。
- スキャン to メール:自動的にEメールソフトウェアを起動し、スキャンしたデータが新しいメッセージに添付される機能です。宛先のメールアドレスとメール本文を入力して送信するだけなので、メールに画像を添付する手間が省けます。
- スキャン to イメージ:自動的にグラフィックアプリケーションを起動させ、スキャンしたデータが表示されます。スキャンしたデータの加工や修正が簡単に行えるため、紙データーの修正や写真の修整などをメインに使用することが可能です。
- スキャン to OCR:本機器のイチオシはコチラのOCR機能です。日本語OCRソフトを付属しており、スキャンした文書イメージから文字データー読みとり、テキストデータに変換してくれます。印刷された文章をいちいち手入力で転記する必要がないため、非常に便利な機能です。もちろん、修正や編集をすることも可能です。
『DCP-L2535D』ブラザー A4モノクロレーザープリンター(複合機タイプ)のランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクやドラムが切れたら実費で購入します。
以下、『DCP-L2535D』のトナーとドラムの料金です。
トナー名 | 希望小売価格(税別) | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ TN-29J | 9,900円 | 3,000ページ |
ドラムカートリッジ DR-24J | 9,823円 | 12,000ページ |
※上記の価格はブラザーダイレクトクラブの通常価格で、希望小売価格はトナー、ドラム共に「オープン価格」となっています。公称値によるランニングコストは、モノクロ:約3.7円/枚です。
『DCP-L2535D』ブラザー A4レーザープリンター(複合機タイプ)の口コミ評判
ここからは、『DCP-L2535D』の口コミ・評判を紹介します。
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
元プリンターメーカーの営業マン
「DCP-L2535D」は、brotherが販売中の複合機の中ではエントリーモデルの機器です。
印刷枚数が34枚/分と高速ですが、一方で、個人用途では必要とされない(場合が多い)ADF=自動原稿送り機、FAX機能は省いており、必要最低限の機能を凝縮させている1台です。必要最低限の機能だけ使いたい場合の用途に応える1台ですので、個人・SOHO向けの機器としてオススメします。
ただし、印刷速度が速いにも関わらず、本体の耐久性/スキャナの耐久性は、それほど高くはありません。
公開されているスペック上では本体もスキャナも「5万枚または5年間の早い方」となっているため、一日あたりの印刷(またはスキャン)が、40枚未満のユーザーにはピッタリですが、日常的に大量印刷や大量スキャンを行う環境ではスペック的に不十分となるため、注意が必要です。
※口コミが届き次第、こちらのページでお伝えします。
まとめ
- ブラザーの『DCP-L2535D』は必要最低限の機能を凝縮した複合機
- FAX機能と自動原稿送り機(ADF)は付いていない
- 印刷速度は分速34枚と速い
- ランニングコストは高め
- フロントオペレーション機構で機器の専有面積を削減
- スキャン機能が豊富
- 多彩なコピー機能を搭載