『COREFIDO C332dnw』OKIデータ A4レーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:OKIデータ
OKIのレーザービームプリンター『COREFIDOシリーズ』から、今回はコンパクトなA4機『COREFIDO C332dnw』を紹介します。小さいながらもハイスペックなA4カラープリンタ―です。
『COREFIDO C332dnw』OKI A4レーザープリンターの特徴
機種名 | COREFIDO C332dnw | 希望小売価格 | 30,800円(税込) |
発売日 | 2016年11月 | カラー・白黒 | カラー対応 |
対応用紙サイズ | A4/B5/A5 | 印刷速度(カラー) | A4:26枚/分 |
印刷速度(モノクロ) | A4:30枚/分 | 印刷速度(両面) | ✕ |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ | FAX | ✕ |
両面印刷 | 〇 | Mac対応 | ○ |
メモリ・RAM | 1GB | 最大解像度 | 600✕1200dpi |
給紙容量(標準) | カセット:280枚 手差しトレイ:110枚 |
給紙容量 (オプション最大) |
970枚 |
ウォームアップタイム | 60秒以下 | ファーストプリント | カラー:9秒 モノクロ:8.5秒 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
410×504×242mm | 重量 | 約22Kg |
無償保証期間は5年です。
印刷速度は高速
OKI『COREFIDO C332dnw』の印字速度はカラー26枚、モノクロ30枚/分と、同カテゴリーの他メーカーより高速です。特にモノクロの印字が、モノクロ専用機より速いため、モノクロメインでの用途におすすめできる製品です。
PostScript3に対応
低価格ながら、Adobe推奨の印刷言語「ポストスクリプト(※エミュレーション)」に対応しています。印字の幅が広がるため、AdobeのIllustratorやPhotoshopなどを使用するデザイン事務所などでも使用可能です。
5年間無償保証、5年間メンテナンス品も無償提供
一般的なプリンターで必要とされるコストの大部分を、『COREFIDO C332dnw』は削減しています。5年間無償保証によって修理代を削減し、さらに5年間メンテナンス品を無償提供してくれるため、必要な費用は実質、「トナー代」のみです。
印刷に使える経費が限られた環境や個人事業主の方にはピッタリの製品です。
『COREFIDO C332dnw』OKI A4レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクが切れたら実費でトナーを購入します。
以下、『COREFIDO C332dnw』のトナーの金額です。
トナー名 | 希望小売価格(税別) | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ (カラー:イエロー) |
11,000円 | 3000枚 |
トナーカートリッジ (カラー:マゼンタ) |
11,000円 | 3000枚 |
トナーカートリッジ (カラー:シアン) |
11,000円 | 3000枚 |
トナーカートリッジ (カラー:ブラック) |
8,000円 | 3,500枚 |
トナーカートリッジ(大) (カラー:イエロー) |
16,000円 | 5000枚 |
トナーカートリッジ(大) (カラー:マゼンタ) |
16,000円 | 5000枚 |
トナーカートリッジ(大) (カラー:シアン) |
16,000円 | 5000枚 |
トナーカートリッジ(大) (カラー:ブラック) |
11,000円 | 5000枚 |
ドラムカートリッジ (4色一体型) |
19,000円 | 20,000枚 |
※上記の「大容量トナーカートリッジ」使用時のランニングコストは、カラー:約12.2円/枚、モノクロ:約3.0円/枚です(連続印刷時の値はカラー約12.1円/モノクロ約2.9円)。
『COREFIDO C332dnw』OKI A4レーザープリンターの口コミ評判
ここからは、『COREFIDO C332dnw』の口コミ・評判を紹介します。
コピー機Gメンでは、勤務先でレーザープリンターをお使いの方にアンケートを行いました。使いやすさや印刷の品質など、項目ごとに5点満点で評価を行って頂き、最後に感想をお願いしています。
利用機種:COREFIDO C332dnw | |||
使いやすさ | 4点 | 印刷の品質 | 5点 |
本体の外観デザイン | 4点 | 壊れにくさ | 5点 |
本体・トナー等の費用 | 4点 | 総合満足度 | 5点 |
クチコミ・感想 | |||
見た目はかなりコンパクトで、印刷は速いです。印刷も光沢感があり綺麗なため、とくに問題なく使用できています。トナーがもう少し安ければ、良いのですが。 |
オペレーター 杏奈
10ヶ月使用した結果です
レーザープリンターはリコーSPC22から始まり、NEC PR-L5750Cを8年ほど使用。L-5750Cは特に不満無く使用していたが、ドラムカートリッジが一杯になり、又この製品が生産終了になったことから、新たにレーザプリンターを選定。ドラムカートリッジの交換購入も含め1万台~3.5万円程度までの8機種を、今後5年間使用、主にA4普通紙、偶に「はがき」「封筒」を、計年間2000枚強印刷、写真は配布用は別途インクジェット用を使用することを前提に、性能・費用で比較。
結果ランニングコストは最も低く、寿命30万枚/5年、5年間無償保証、5年間面メンテナンス費用無償提供と耐久性保証が最も優れ、初期トナーが最も多く、生涯コスト、印刷速度、ファーストプリント、消費電力、も首位と僅差の第2グループ、重量はブラザーがやや軽いがその次(レーザーは重い!)、封筒、はがきは標準トレイで無く、手差しだが、一度に数十枚をセットできる、他よりやや劣るのは、動作音と手差し時の必要設置面積となり、本機種が総合点で最も優れた結果となった。
更に印刷品質を、店頭のデモとレビューの意見を参考にし、本機を購入することとした。
購入して10か月で初期トナーが無くなりトナーを交換、使用感は満足のいくものであったので、これを機会に報告する。【デザイン】
シンプルで飽きの来ないデザイン。レビューでも触れている方がいるが液晶表示は小さく、これでの確認はあまり実質的でない。エラー表示以外の各種確認はPC又はスマホで行っている。【印刷速度】
L5750Cと比べ、カタログ値は1.4倍だが体感的にはもう少し早い。ほぼスペック通りで印刷される。
MAXで80枚連続印刷、両面印刷は167枚を連続印刷で停止ナシ。ただ連続印刷を繰り返すと途中でクーリング・調整に入ることがある。これはL5750Cでも同様。【解像度】
PCL6エミュレーションモードでの文字印刷はL-5750C同等以上。画像や画像形式保存のPDFは600×600dpiモードでは細かい部分・文字でドットがやや目につく。600×1200モードにするとドットは見えにくくなるが、L-5750Cと比べやや劣る。もちろん普通に配布する文書の中の画像や、PDFを印刷しての配布は老眼の私でも、見にくい、読みにくい事はなく、全く問題ないレベル。
写真は色味はL5750Cと同等以上、粒状感は普通紙では「600×1200」モードで同等かやや劣る。【静音性】
54dbと他機種より大きいが、52dbのL5750Cと差は感じない程度。家族の者に聞いてものL5750Cと比べ、差を感じないとの事。54dbと言うと静音設計の掃除機のレベルですね。【ドライバ】
普通印刷のPCLドライバーに加え、PS(PostScript対応)ドライバーが入っているのは高評価です。
これは機種比較段階で見逃しており、illustratorを少々使う身としてはありがたい。XPSドライバーは未使用。【付属ソフト】
いわゆるおまけソフトは無し。
カラー調整、PS調整用のユーティリティがダウンロードできる。細かい設定が出来、用途によっては有益。細か私は当初設定したがその後はほとんど使わず。オフィスでの印刷管理用のユーティリティもダウンロード出来る。こちらは個人用としてはあまり魅力なし。【印刷コスト】
2000枚程度と言われる、初期トナーを交換。
交換時点でカラー1362枚、モノクロ1128枚印刷
私が通常印刷する印刷物でL-5750Cのの同等トナーでの印刷枚数と比べると、8~9%程度良い。【サイズ】
410×542×242(横×奥×高さ)で設置面積はL-5750Cよりやや大きいが高さが低い分、圧迫感は少ない。
MPトレイ(手差し)では全体の奥行きで96cm相当のスペースが必要。私は必要な位置までプリント引き出して使用。
トナー交換時には本体排紙トレイをオープンするため、プリンター上部に41.8cm以上の高さが必要(推奨は70cm)。これらは要注意。
重量は22KgでL-5750Cの19Kgと比べやや重い。何とか一人でセットできるレベル。【総評】
・2000枚相当と表記されたトナーを使い切り、トナー交換を行った。交換はL-5750Cと同様、極めて容易。
・この間、A4、はがき(120枚程度)、封筒(80枚程度)を、連続印刷、両面印刷したが、紙詰まり等のトラブル、印刷トラブルはゼロ。
・印刷方式はレーザーではなくLED。ただ差は判らない。
・マニュアル類は、判り易いとは言えないが、用語の意味が分かるのであれば必要な情報は得られる。私は用語をネット等で調べながら使用。会社のIT担当など、ある程度の知識のある人向けのマニュアルですね。
・印刷品位は良好。他の方も指摘しているが、印刷面にテカリがあり、これは評価が分かれそう。私は気にならず、むしろ好印象。
・インクジェットのインク大容量継ぎ足しタンク式とも比較したが、このタイプはまだ初期価格が高すぎるのと、印刷速度は半分ほど、印刷品位は店頭デモ機での比較ではレーザーが上であった(普通紙の文書印刷)ので候補から除いた。
・最近のプリンター同様、無線LANも標準装備でスマホからの印刷は便利。パソコンからの印刷は有線ネットワークでの印刷の方が私の環境では、速度・安定性共に勝る。
・L-5750Cは個人使用レーザプリンターの名機だったと思う。それに比べると初期費用は3万円と高い?(いや~8年前のL-5750Cがそもそも安すぎた)が両面印刷付きで、私の場合は5000枚のトナーを使うと、5年寿命では生涯コスト的にはこちらが安い(純正トナー使用)。この機種が次の個人用レーザプリンターの名機となるかな?と感じている。出典:価格.com
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
A4カラープリンタでは、かなりスペックの高い機器です。また、注目すべきポイントは『5年間の無償保証』でしょう。メーカー名やブランド自体は大手に劣りますが、スペックや耐久性、保証サービスは他社より抜きん出ています。また、スペックや保証サービスが高い割に、本体金額やランニングコストが比較的安い点も優秀です。
残念な点は、OKIというメーカー自体が、元々はコンシューマー向け製品を作っていないメーカーであるため、本体の操作性(本体のLCD表示やボタン操作)が悪い点やマニュアルが分りにくい点などが挙げられます。
まとめ
- 印刷速度は高速でカラー26枚/分、モノクロ30枚/分
- ポストスクリプトに対応しており印字の幅が広がる
- 5年間無償保証、5年間メンテナンス品無償提供
- ランニングコストはカラー:約12.2円/枚、モノクロ:約3.0円/枚と安い
- 本体はコンパクトだが非常に重い