『HL-L8360CDW』ブラザー A4レーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:ブラザー工業
ブラザーのレーザービームプリンターから、カラーA4機『HL-L8360CDW』を紹介します。無線LAN &自動両面プリントに対応した同社のハイスペックモデルです。
『HL-L8360CDW』ブラザー A4レーザープリンターの特徴
機種名 | HL-L8360CDW | 参考価格 | 約42,000円 |
発売日 | 2017年6月 | カラー・白黒 | カラー対応 |
対応用紙サイズ | A4まで | 印刷速度(カラー) | 31枚/分 |
印刷速度(モノクロ) | 31枚/分 | 印刷速度(両面) | 14ページ/分 |
プリント | ○ | コピー | ✕ |
スキャン | ✕ | FAX | ✕ |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ | 512B | 最大解像度 | 2400dpi✕600dpi |
給紙容量 | カセット:250枚×1段 手差しトレイ:50枚 |
装置寿命 | 約20万枚または5年間 |
ウォームアップタイム | 29秒(スリープモード時) 32秒(電源投入時) |
ファーストプリント | 15秒 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
441×486×313mm | 重量 | 約21.9Kg |
※無償保証期間は6ヶ月です。
片面印刷速度は速いが両面印刷は遅い
印刷速度は、カラー・モノクロともに1分間あたり31枚と高速印刷が可能です。大型の業務用コピー機と比べると、やや遅いものの、プリンターとしての使用する分には遅く感じる速度ではありません。
ただし、両面印刷は少し遅く、やや残念なポイントでもあります。現在、市販されているレーザープリンターの多くは、片面・両面ともにほぼ同じ速度で印刷が可能ですが、本機の両面印刷は1分間に14ページとスピードに欠け、両面印刷を多用する環境ではストレスを感じる可能性があります。
ウォームアップとファーストプリントも遅い
『HL-L8360CDW』のウォームアップ&ファーストプリントタイムは、キャノンやリコーなどの製品と比べると遅く、1~2枚だけを印刷したい状況が頻繁にある職場では、機器の立ち上がりから排紙までに1分程度のロスタイムが生まれてしまいます。
ただし、本体価格とランニングコストは安いので、生産性よりもコストを重視したい職場やサブ機としての利用に適しています。
プリンターのサイズはコンパクト
プリンターを選ぶ時に気を付けたいポイントの一つが本体の「高さ」です。
『HL-L8360CDW』の高さは、31.3cmとコンパクトなサイズをしています。もともとブラザーは、カウンター下などへの設置を得意としているメーカーで、筐体サイズには定評があります。
飲食店や小売店、医療・介護の現場など、設置スペースが限られる職場におすすめです。
ランニングコストは安め
ランニングコストは、業界標準レベルより少し高く、カラーが約15.2円/枚です。一方、モノクロのランニングコストは約2.5円/枚(ドラム含む)と安い価格設定のため、カラー印刷の機会が少なく、モノクロでの文書印刷がメインの環境に向いています。
トナーセーブモードで更にコスト削減が可能
プリンタードライバー上の設定で、トナーセーブを簡単に「ON/OFF」することが可能です。簡単な操作でトナー消費量を節約することができるため、社内資料印刷などでトナーを節約したい場合に有効です。
最大給紙容量2,380枚
豊富な増設トレイの組み合わせにより、最大2,380枚(※)まで給紙が可能です。大量印刷を行う環境でも、頻繁に用紙を補充する手間が省け、作業効率のアップにつながります。
※最大容量2,380枚は、「本体+TC-4000+TT-4000」の組み合わせ時です。
増設トレイ一覧
▼500枚給紙可能
▼250枚給紙可能
▼2080枚給紙可能
▼上記TT-4000接続時に必須
『HL-L8360CDW』ブラザー A4レーザープリンターのランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクやイメージドラムが切れたら実費で購入することになります。
以下、『HL-L8360CDW』のトナーとイメージドラムの金額です。
トナー名 | 参考価格 | 印刷枚数の目安 |
トナーカートリッジ(シアン) TN-491C | 10,450円 | 約1,800枚 |
トナーカートリッジ(マゼンダ) TN-491M | 10,450円 | 約1,800枚 |
トナーカートリッジ(イエロー) TN-491Y | 10,450円 | 約1,800枚 |
トナーカートリッジ(ブラック) TN-491BK | 8,800円 | 約1,800枚 |
トナーカートリッジ 大 (シアン) TN-493C |
18,700円 |
約4,000枚 |
トナーカートリッジ 大 (マゼンダ) TN-493M | 18,700円 | 約4,000枚 |
トナーカートリッジ 大 (イエロー) TN-493Y | 18,700円 | 約4,000枚 |
トナーカートリッジ 大 (ブラック) TN-493BK | 9,350円 | 約4,000枚 |
ドラムユニット 4色一体型 | 19,800円 | 約30,000枚 |
廃トナーボックス | 3,080円 | 約50,000枚 |
ベルトユニット | 27,500円 | 約50,000枚 |
※参考価格はブラザーのメーカー公式通販サイト「ブラザーダイレクトクラブ」の通常価格です。
※大容量のトナーカートリッジを使用した際のランニングコストは、カラー:約15.2円/枚、モノクロ:約2.5円/枚(ドラム含む)です(メーカー公称値)。
『HL-L8360CDW』ブラザー A4レーザープリンターの口コミ評判
ここからは『HL-L8360CDW』の口コミ・評判を紹介します。
オペレーター 杏奈
元プリンターメーカーの営業マン
スペック的には標準的なA4プリンターより、すこし高スペックな部類のプリンタ―です。販売年が2017年と数年前の機種ですが、ハイパフォーマンスモデルと銘打っているだけあり、まだまだ現役でオススメできる機種です。
「印刷速度」「ランニングコスト」「筐体サイズ」など、機器選定の際に重視される3つのポイントから見た場合、両面印刷の速度が遅い点などは少し気になりますが、やはりランニングコストの安さは魅力的です。
公称値でもランニングコストは安い印象を受けたので、ブラザーダイレクトクラブ以外の実売価格ベースで算出した場合のランニングコストは、さらに安くなるでしょう。
ウォームアップタイムやファーストプリントタイムなどは重視せず、片面での大量印刷機としての機種選定であれば、問題なく使用できるオススメの1台です。
まとめ
- 印刷速度は1分間に31枚と高速だが両面印刷の速度は、14ページ/分と遅い
- ウォームアップタイム、ファーストプリントタイムなども遅い
- 本体、ランニングコストはともに安い
- トナーセーブモードが搭載されているため、ランニングコスト重視のユーザーに最適
- 文書印刷など大量印刷に向いている
- 筐体サイズはコンパクト