『MFC-L6900DW』ブラザー A4モノクロレーザープリンターの口コミ評判と特徴
出典:ブラザー工業
今回は、ブラザーの超高速A4モノクロレーザー複合機『MFC-L6900DW』を紹介します。その他の人気A4モノクロレーザープリンタ―(複合機タイプ)は、以下の記事をご覧ください。
『MFC-L6900DW』ブラザー A4モノクロレーザープリンター(複合機タイプ)の特徴
機種名 | MFC-L6900DW | 参考価格 | 約88,800円 |
発売日 | 2016年6月 | カラー・白黒 | モノクロ機 |
最大用紙サイズ | A4 | 印刷速度(カラー) | 非対応 |
印刷速度(モノクロ) | 50枚/分 | 印刷速度(両面) | 24枚/分 |
プリント | ○ | コピー | 〇 |
スキャン | 〇 | FAX | 〇 |
両面印刷 | ○ | Mac対応 | ○ |
メモリ・RAM | 1GB | 最大解像度 | 1200✕1200dpi |
給紙容量(標準) | カセット:520枚 手差しトレイ:50枚 |
給紙容量 (オプション最大) |
2,650枚 |
ウォームアップタイム | 5.7秒以下(スリープ復帰時) 27秒以下(電源投入から) |
ファーストプリント | 7.5秒以下 |
機械占有寸法 (幅×奥行×高さ) |
495×427×518mm | 重量 | 約18.9Kg |
※無償保証期間は12ヶ月です。
印刷速度は驚異の分速50枚
ブラザーの『MFC-L6900DW』は同社製品の複合機の中でもスペックが高く、1分間の印刷速度が50枚です。平均的な業務用コピー機と比べても印刷速度が速い、稀有なプリンターです。
一般オフィス用のサテライト機としてはもちろん、印刷用途をメインに考えている個人やSOHOユーザーにとっても、業務効率を飛躍的に上げるためには最適な一台です。
両面同時スキャンも驚愕の分速50枚
『MFC-L6900DW』は、ADF(自動原稿送り装置)に2本のCISスキャナーを搭載しているため、1度の通紙で表面と裏面を同時にコピー・スキャンすることが可能です。
しかも、1分間に50枚の速度でスキャンが可能です。両面に印刷された原稿の読み取り時間を大幅に短縮することができ、大量の紙媒体をデータ保存する際など、生産性の向上に貢献してくれます。
耐久性は5年間で60万ページ
5年間で60万ページの印刷が可能なエンジンを搭載しているため、大量印刷を行う環境やFAXの受信枚数が非常に多い環境など、機器の耐久性が気になるオフィスでも安心して使用可能です。
目安としては、1日あたり450枚の印刷を行っても、5年間の使用に耐えられます(1ヶ月22日稼働)。
ただし、スキャナ自体の耐久性は5年間で5万枚なので注意が必要です。スキャナをメイン用途とする場合は、1日あたり30枚~40枚のスキャン頻度であれば問題ありませんが、それ以上の大量スキャンを行う場合は専用スキャナなどの購入も検討しましょう。
1台で欲しい機能が全て使える
ブラザーの『MFC-L6900DW』は、複合機に求められる「コピー」「スキャン」「FAX」など、全ての機能を備えています。A4プリンタ―としてだけではなく、コピー用途の複合機としても使用することが可能なため、スモールオフィスや個人宅での使用にもおすすめです。
多彩なコピー機能でコスト削減が可能
『MFC-L6900DW』は、多彩なコピー機能に対応しています。以下に、よく使用するおすすめの機能をまとめました。
- IDコピー機能:免許証など表面と裏面を原寸のまま1枚にまとめてコピーすることが可能です。店舗業務などで、身分証の保存をする際などに便利な機能です。
- ページレイアウトコピー機能:複数枚の別々の原稿を、1枚にまとめてコピーすることが可能です。2枚の原稿を縮小して1枚にまとめる『2 in 1機能』に加え、4枚分の原稿を1枚におさめる『4 in 1機能』も使用できます。両面コピーと組み合わせることで、それぞれ4枚を1枚、8枚を1枚に集約することもできるため、コストと用紙保管スペースを最大で1/8にすることが可能です。
豊富なスキャン機能を搭載
『MFC-L6900DW』は、多彩なスキャン機能を搭載しており、主に用紙不要な業務環境での使用にも対応しています。以下に、おすすめの機能をまとめました。
- スキャン to Eメール:自動的にEメールソフトウェアを起動し、スキャンしたデータが新しいメッセージに添付される機能です。宛先のメールアドレスとメール本文を入力して送信するだけなので、メールに画像を添付する手間が省けます。
- スキャン to FTP:本体でスキャンした原稿を、指定したFTP(File Transfer Protocol)サーバーに、パソコンを使わずに直接転送して保存します。ネットワーク上のパソコンからFTPサーバーにアクセスすることで、スキャンしたデータをいつでも共有可能です。また、カラー原稿をスキャンしてPDF化したファイルなど、Eメール送信できない大容量データの共有に最適です。
- スキャン to ファイル:本体でスキャンした原稿を自分のパソコンのフォルダーにパソコン操作不要で保存できます。紙文書の電子化、情報の共有をシンプルな操作で簡単に行えます。
- スキャン to ネットワーク:本体でスキャンした原稿をスキャナードライバーインストール不要で直接ネットワーク上の共有フォルダーに保存ができます。
- スキャン to USB:スキャンしたデータをUSBメモリーにパソコン要らずで直接保存できるので、スキャンしたデータの持ち運びに便利です。
最大2,650枚の超大量給紙が可能
出典:ブラザー工業
『MFC-L6900DW』は、標準の給紙容量が520枚と多いことが特長です。また、オプションの増設トレイを接続すると、最大2,650枚まで給紙容量を増やすことができます。
印刷メインのセンターマシンとして使用する場合や多様な用紙を使用する場合でも、使い勝手の良い1台となるでしょう。
フロントオペレーション機構で簡単メンテナンス
出典:ブラザー工業
大容量給紙などの構成を行った際に、意外と面倒なのがメンテナンスです。
多くのプリンタ―はメンテナンスをプリンターの上部から行う必要があり、背の高い機器ではメンテナンスも一苦労です。その点、ブラザーの『MFC-L6900DW』はフロントオペレーション機構を搭載しているため、プリンターの前面部からメンテナンスが行えます。
オペレーター 杏奈
『MFC-L6900DW』ブラザー A4モノクロレーザープリンター(複合機タイプ)のランニングコスト
レーザープリンターは、業務用コピー機・複合機と異なり、カウンター料金が掛かりません。そのため、インクやドラムが切れたら実費で購入します。
以下、『MFC-L6900DW』のトナーとドラムの料金です。
トナー名 | 通常価格(税込) | 印刷枚数の目安 |
トナー TN61J(小) | 8,000円 | 3,000ページ |
トナー TN62J(中) | 17,600円 | 12,000ページ |
トナー TN62JXL(大) | 20,900円 | 20,000ページ |
トナー TN63J(超大) | 30,800円 | 30,000ページ |
ドラム DR60J | 16,500円 | 3,000ページ |
※超大容量トナーカートリッジ使用時のランニングコストは、モノクロ約1.9円/枚(ドラム含む)です。
※上記金額は「ブラザーダイレクトクラブ」の金額を参照にしています(2020年10月16日現在)。
『MFC-L6900DW』ブラザー A4レーザープリンター(複合機タイプ)の口コミ評判
ここからは、『MFC-L6900DW』の口コミ・評判を紹介します。
オペレーター 杏奈
新人Gメン及川
元プリンターメーカーの営業マン
『MFC-L6900DW』は、ブラザーが発売するA4複合機の中でも、ハイエンドモデルとして位置付けられており、人気の高いロングランヒット商品です。
発売は2016年ですが、そのスペックは他のどのメーカーの現行品よりも高く、印刷速度、スキャナ速度が50枚というバケモノのような製品です。
この手のハイスペック製品は、コピー機メーカーのゼロックスやキヤノンが得意としていますが、プリンタ―専業メーカーであるブラザーが本気で作った『MFC-L6900DW』は、先述の2社の製品に負けていません。
むしろ、本体価格、ランニングコストともにコピー機メーカーの製品より安く「コピー機と同等の製品が欲しいけれど、そこまでイニシャルコストをかけられない」とお考えのオフィスなどにはピッタリの製品です。
※新しい口コミが届き次第、こちらのページでお伝えします。
まとめ
- 『MFC-L6900DW』は1台で全ての機能が使える
- 印刷速度は驚異の50枚機
- 両面同時スキャナを搭載しており、読み取り速度も50枚と超高速
- 耐久性は60万ページと高耐久性を実現
- 超大容量給紙が可能
- 多彩なコピー機能を搭載しているため、用途に応じて便利に使用可能
- スキャン機能が優秀
- フロントオペレーション機構を搭載
- ランニングコストも1.9円/枚と安い