クリニック・診療所・病院・薬局向けにおすすめのコピー機・複合機を比較

クリニック・診療所・病院・薬局向けにおすすめのコピー機・複合機を比較

クリニックや診療所、病院、薬局といった医療現場では、処方箋や薬の説明書、薬のラベルなど、毎日さまざまな種類の印刷を大量に行います。業務効率やコストの面でも、コピー機選びは非常に重要です。

今回は、クリニック・診療所・病院・薬局で使うコピー機や複合機はどれがいいのか、比較するときのポイントについて解説します。また、クリニック・診療所・病院・薬局におすすめのコピー機・複合機もご紹介します。

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クリニック・診療所・病院・薬局向けのコピー機・複合機比較ポイント

クリニック・診療所・病院・薬局向けのコピー機・複合機

まずは、クリニック・診療所・病院・薬局向けコピー機・複合機の比較ポイントをご紹介します。どんな点に注意して選ぶとのか、参考にしてみてください。

 

比較ポイント1.価格

「価格」というと、つい本体価格にばかり目がいきますが、注目していただきたいのは「ランニングコスト」です。

なぜなら、毎日書類を何百枚、何千枚、大規模病院となれば何万枚と印刷することを考慮すると、ランニングコストが高額になるからです。月々のランニングコストを抑えるためには、リース料金とカウンター料金の安いコピー機を選ぶ必要があります。

一般的にリース契約期間は5〜6年のため、契約時点でその後のランニングコストも考慮しておくことが重要です。コピー機・複合機のリース料金の相場やカウンター料金の相場を知り、業者からぼったくられないようにしましょう。

▼コピー機・複合機の価格相場を知る

  • クリニック・診療所・病院・薬局向けコピー機のリース料金相場:12,000円/月~
  • クリニック・診療所・病院・薬局向けのコピー機のカウンター料金相場:カラー10円/枚・モノクロ1円/枚

 

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印刷スピード

コピー機の印刷速度は、20枚/分という低速機から80枚/分という高速機まで多彩です。当然ながら、印刷速度が速くなればなるほど、コピー機本体の価格は高くなります。

クリニック・診療所・病院・薬局なら、20~35枚/分の低速機でも十分に機能してくれるでしょう。

また、電源を立ち上げてから1枚目のコピーが完了するまでの時間=「ウォームアップタイム」にも注目してください。20秒程度が平均です。

コピー機の販売業者によっては、オーバースペックな機種を勧めてくるかもしれへんから、気を付けてな。無駄な買い物やで。

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

まあまあ…中には、40枚機レベルは欲しいという部署もありますからね。一概には言えませんが、クリニックの受付なら20枚機でも充分ですよ。

オペレーター 杏奈

まあでも、患者様をお待たせしないためには…立ち上がりが早いコピー機のほうがいいですよね。京セラか、コニカでしょうか?

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使いやすさ

医療機関では、医者、看護師、薬剤師、医療事務の人などさまざまな人たちが働いています。受付など特に使用頻度が高い場所では、タッチ画面がシンプルで分かりやすいなど、使いやすさに定評のあるコピー機・複合機がおすすめです。

受付の場合は特に、スタッフの入れ替わりも多いのではないでしょうか。誰でもすぐに使いこなせるシンプル機能を搭載しているコピー機を選ぶことが重要です。

オペレーター 杏奈

「コピー機の操作が苦手」という方は、意外と多いですよね。苦手な方でも直感的に操作できるような機種を選ぶことをおすすめします!
せやな~。コピー機の操作に手間取って患者待たせるような病院はゴメンやで。

新人Gメン及川

さらに、クリニック・診療所・病院・薬局では、紙の明細書をデータ化する必要もあります。スキャン機能の充実や、スキャンしたデータをスムーズに電子保存できる機能なども、コピー機・複合機を選ぶ際の基準にしましょう。

コピー機・複合機分野での電子データ化機能に関しては、富士フイルム(ゼロックス)の「ドキュワークス」が人気です。(※参照:「Docuworks(ドキュワークス)の口コミ・評判」記事

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省スペース設計

クリニック・診療所・病院・薬局の場合、「コピー機を置く場所を確保できない」ということで悩まれることも多いようです。コピー機のサイズは、どのメーカーのものも似たり寄ったり…ではありますが、多少の違いはあります。

 

▼有名メーカー5社のA3コピー機・複合機(20~25枚機)のサイズ比較

メーカー名 機種名 専有面積 重さ
富士フイルム(ゼロックス) Apeos C2360 (Model-PFS-4T) 幅967×奥行659 mm 約94 kg
キヤノン iR-ADV C3826F 幅894mm×奥行719mm 約94.8kg
リコー RICOH IM C2500 幅1,104mm×奥行738mm 約93kg

 

上記は、A3カラー低速コピー機で4段の給紙トレイを付けた状態のサイズ感です。多少ですが、各社、幅や奥行きに差があります。リコーに比べ、富士フイルムやキヤノンは比較的コンパクト設計になっていますので、導入しやすいでしょう。

上記で大きすぎる場合は、もう少しコンパクトなA4カラー複合機や卓上タイプの複合機、モノクロ印刷のみの複合機などを選ぶといいでしょう。

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画質・印刷品質

クリニック・診療所や病院において、印刷品質は重要です。直接患者さんへ病状や手術、リハビリなどについて説明する機会がある場合、患者さんやそのご家族に資料をお見せすることになるからです。

ただ、ハッキリ言って「どのメーカーのどの機種を選んでも、大丈夫」です。

最近のコピー機の印刷精度は非常に良くなっています。中古品ではなく、新品のコピー機を選ばれるなら、どのメーカーのものでも合格レベルです。

ベテランGメン園川

「いやいや、うちは画質にもこだわりたい」という病院様は、デザイン系の会社から引く手あまたの富士フイルム(ゼロックス)やキヤノン、コニカのコピー機をおすすめします。

【関連記事】「画質が良い複合機」記事

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耐久性

クリニック・診療所や病院、薬局といった医療機関では、毎日たくさんの書類を発行します。領収書や処方箋、薬の説明書、検査結果など1つとして欠かすことのできない情報です。

業務に支障をきたさないために、故障の少なさ、耐久性もコピー機を選ぶ際の重要な比較ポイントです。

数年前までは各メーカーのコピー機の耐久性には、かなりばらつきがありました(※参照:「コピー機・複合機の耐久性」記事)。しかし近年、どのメーカーのコピー機も耐久性は高くなっています。故障率が下がっているため、リモートでの保守対応を行う業者も多いという状況です。

そのため、新品のコピー機を選ぶなら、それほど故障率については考慮しなくても大丈夫、と言えます。耐久性を重視するなら、中古品ではなく、新品のコピー機を導入しましょう。

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保守メンテナンス

コピー機が故障し、書類を必要な書類の発行できなくなった場合、医療機関では業務が停止してしまうことになります。多くの患者さんが待っている中で、コピー機の故障により業務を中断するわけには行きません。

万が一に備え、コピー機に不調があったときにすぐ対応してもらえる保守メンテナンスの充実で選ぶことも1つのポイントです。保守メンテナンスの充実度を図る目安となるのが、各メーカーの保守拠点数です。

 

▼複合機メーカーの保守拠点数

メーカー名 拠点数
リコー 428
ゼロックス 約320
キャノン 約200
シャープ 約70
コニカミノルタ 約64
京セラ 約56
ムラテック 約42
東芝 約120
OKI 約201

 

クリニック・診療所・病院・薬局の近くに、コピー機・複合機の保守拠点がある、という場合は、スピード感をもった対応が期待できます。

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クリニック・診療所・病院・薬局向けにおすすめのコピー機・複合機3選

比較ポイントごとのおすすめのコピー機・複合機をご紹介します。

 

富士フィルム(ゼロックス)Apeos C3570【使いやすさ・画質の良さ・耐久性】

 

富士フイルムApeosCシリーズ

出典:富士フイルムビジネスイノベーション

 

使いやすさ、画質の良さ、耐久性で選ぶなら、富士フィルム(ゼロックス)のApeos C3570がおすすめです。印刷の解像度が高く、さらに全国に300箇所以上の保守拠点を持っているためメンテナンス面も万全の体制を整えています。

本体価格、カウンター料金ともに他社より高めではありますが、2021年のゼロックスとの提携解消により、導入しやすい価格帯での販売もみられるようになりました。また、自社製書類の電子管理ソフト「DocuWorks」との連携に優れています。

タッチパネルがシンプルで、使いやすさも優れています。

 

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シャープBP-40C36【価格と耐久性】

シャープBP-40C36

出典:シャープ

 

価格と耐久性を考慮したコスパの良さで選ぶなら、シャープのBP-40C36がおすすめです。耐久性には定評があり、価格面でも京セラほどではないのもの低価格で導入することができます。

多くの個人情報を取り扱う医療機関にはうれしい、電子データの暗号化や自動消去、ICカードによる利用ユーザー制限といったセキュリティ対策が充実しています。大型の液晶パネルで操作でき、豊富なクラウドと連携可能な機種です。

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京セラ TASKalfa 3554ci【価格の安さ】

京セラ TASKalfa 3554ci

出典:京セラ

価格の安さで選ぶの場合のおすすめは、京セラのTASKalfa 3554ciです。本体の価格だけでなく印刷コストも安いため、ランニングコストを抑えることができます。

TASKalfa 3554ciは安くても品質が良く、印刷速度、印刷物の解像度、耐久性の高さにおいて他社のコピー機・複合機に負けない水準を有しています。

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クリニック・診療所・病院・薬局には、レンタルプリンターもおすすめ

「大型の複合機を置くスペースがない」「プリンターを受け付けのカウンターに乗せて使いたい」などのスペースの問題や、「コピー機・複合機を導入したいけど、コストが気になる」といった場合には、定額制レンタルプリンターもおすすめ。

定額制レンタルプリンターとは、コピー機よりもコンパクトサイズのプリンターを毎月、定額でレンタルする仕組みのことです。コピー機・複合機のリースとレンタルプリンターの違いをまとめます。

 

  レンタルプリンター コピー機・複合機のリース
機種 一部、コピー機もあるが、プリンターがメイン オフィス仕様のコピー機・複合機
サイズ 小さい 大きい
価格
  • 毎月定額
  • 1台、1万円/月~
  • ランニングコスト不要
  • リース料金+カウンター料金
  • リース料金=12,000円/月~
  • カウンター料金=カラー10円/枚・モノクロ1円/枚~
機能 シンプル 多機能
印刷速度 遅め 速い
保守 原則、センドバック保守 訪問
審査 無し あり

 

レンタルプリンター導入のメリットとしては、「省スペース」「審査不要」「安い」といった点です。逆に、レンタルプリンターのデメリットは、あくまでプリンターなので、リースのコピー機・複合機に比べ、スペックが劣るということ。

よって、メインの複合機にはリースのコピー機・複合機を据え、サブ複合機として定額制レンタルプリンターを導入してコストカットを実現しているクリニックも多数あります。

 

オペレーター 杏奈

ここでレンタルプリンターおすすめ3社をご紹介します。

▼ウルトラプリント・プリント革命・インクフリーのプラン料金

最安プラン 刷り放題プラン
プラン名 月額料金:最安機種 プラン名 月額料金:最安機種
ウルトラプリント ライトプラン
上限枚数:1,000枚
5,500円 使い放題プラン 13,200円
インクフリー 設定なし –円 Basicプランなど4種 10,395円~
プリント革命 ライトプラン
上限枚数:3,000枚
5,500円 プリント放題プラン 8,800円

▼ウルトラプリント・プリント革命・インクフリーの契約期間と初期費用

契約期間
初期費用
最低契約期間 契約期間中の解約時に発生する違約金 金額 詳細
ウルトラプリント 2ヶ月 無し 0~35,000円 ライトプランとレーザー機種、使い放題プランでも短期の場合は初期費用が発生
インクフリー 1年(短期スポット可) 途中解約不可 0円
プリント革命 6ヶ月 2ヵ月での解約も可能だが、実質6ヵ月分の料金が必要 0円

 

 
 
3社すべて無料トライアル期間があるので、まずは実際に使ってみて合わなければ無料期間で解約することも可能です。
 
詳しくは、「印刷し放題(レンタルプリンター使い放題)の比較」記事をご参照ください。
 
定額制レンタルプリンター導入はこちら
 
 

まとめ

今回は、クリニック・診療所・病院・薬局向けのコピー機・複合機を比較し、おすすめ機種をご紹介しました。

  • 使いやすさ・画質の良さ・耐久性で選ぶなら、富士フィルム(ゼロックス)Apeos C3570
  • 保守メンテナンスで選ぶなら、シャープBP-40C36
  • コスパ(価格の安さと耐久性)で選ぶなら、京セラTASKalfa 3554ci
  • レンタルプリンターのおすすめは、ウルトラプリト・プリント革命・インクフリー

 

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