新型コロナ流行による複合機メーカー・販売店への業績への影響

  • 公開日:2020年03月16日
  • 複合機情報
新型コロナ流行による複合機メーカー・販売店への業績への影響
【注】新型コロナウイルスの流行だけでなく、それによるイベント中止や外出自粛など関連する現象を含めて「コロナ流行」と記載します。

 

新型コロナが複合機販売企業に与えるダメージを予測

みんな外出を控えてるし、在宅ワークも増えてるみたいやな!複合機関連の会社への影響ってどうなん?

新人GメンKEICHI

ベテランGメン園川

国内の複合機本体販売や消耗品売上への影響で言うと、2020年1-3月期は5~10%程度のマイナスが想定されます。

ベテランGメン園川

また、コロナ流行が4月末までに収束すれば、2021年度通期での売上へのマイナスは1~2%程度でしょう。
そんなもんなら安心やな。

新人GメンKEICHI

ベテランGメン園川

しかし在宅ワークの推奨や外出自粛が4ヶ月続いた場合、サービス業を中心に景気は大きく後退する恐れがあります。それを含めると年間で7~8%程度、もしくはそれ以上の売上減が想定されます。
確かに、自転車操業で経営してる零細企業は潰れるとこも多いやろな・・・。

新人GメンKEICHI

 

 

直近四半期売上への影響は5~10%程度か

2020年1-3月期は売上数値は、5~10%程度マイナスが想定されます。

コピー機Gメンで取得したアンケートによると、コロナ流行以降、300人以下の中小企業の印刷枚数は月間約15%減(※1)で、複合機購入を延期した会社も10%(※2)でした。

 

2021年3月通期売上は1~2%程度マイナス

コロナ流行が2020年4月半ばまでで収束すれば影響は2ヶ月程度なので、年間の業績に与える影響は売上ベースで1~2%マイナス程度になると想定されます。

しかし、この影響が例えば4ヶ月程度続いたとすると単純計算で年間売上が5%マイナスとなり、さらに景気減速が影響することを踏まえると年間売上で7~8%程度のマイナスになることが想定されます。

 

在宅ワーク増が与える印刷枚数への影響

アンケートでは、在宅ワークを行っている中小企業の社員は15%程度でした。(※3)

コロナ流行をきっかけに在宅ワークが一般化し、それによる複合機の印刷枚数の減が想定されます。一方、日本企業が持つ保守性や管理体制を鑑みるに、コロナ流行をきっかけに定常的に在宅ワークを行う会社は中小企業の社員ベースで数%以下と考えられ、企業の印刷枚数績への影響は軽微だと考えられます。

 

アンケートで収集したデータ

印刷枚数はどう変わった? ※1

従業員300名以下の55社を対象にアンケートを取ったところ、コロナ流行後で自社の印刷枚数は平均14.2%(回答者の感覚値で実数比較ではありません)減っているとのことでした。

下記が主な印刷機械減の理由です。

  1. 在宅ワーク増による影響
  2. 面談会議から電話・映像会議への移行
  3. イベントの中止

 

複合機本体の購入・入替に影響は? ※2

従業員300名以下の47社を対象にアンケートを取ったところ、コロナ流行の影響で6社が延期、1社は前倒しで契約を完了したとのことで、2020年1-3月期の売上数字で10%近いマイナスになる可能性があります。

但し延期になっても契約はするため、単純な先送りであり通期での売上に及ぼす影響は小さいでしょう。

決算発表ではあらゆる悪い数字の原因をコロナに押し付けるやろうけどな・・・。

新人GメンKEICHI

 

在宅ワークを導入していますか ※3

従業員300名以下の55社を対象にアンケートを取ったところ、平均15.6%の社員が在宅ワークを行っている(企業単位では38%が何らかの在宅ワークを実施中)ことがわかりました。

 

 

コロナの影響によるその他商品への影響

 

ハードウェア販売のマイナス

コロナ流行の影響で物流に遅れが発生しており、パソコン、カメラ、音響設備などの売上が落ち込むことが考えられます。しかし複合機関連企業にとってその他ハードウェアの販売は利益としてはほとんど影響を及ぼさず、経営面に与える影響は小さいと考えられます。

 

テレワーク関連商材の引き合い増

複合機を販売する各社に問合せたところ、テレワーク関連商材の引き合いは増えているもようです。

また、3月6日から東京都でテレワーク助成金がスタートするため、一時的な特需も発生しているようです。

 

但し商談機会減や物流停滞のマイナスとの相殺で影響はゼロに等しいと考えて良いと思います。

 

 

複合機営業やエンジニアからの口コミ

利用者側の意見はわかった、売ってる側の感触も見てみたいな!

新人GメンKEICHI

オペレーター 杏奈

現場の営業担当やエンジニアさんにお聞きした、新型コロナが与える影響についての声をご紹介します。

 

【福岡】富士ゼロックスの営業

まだコロナの影響は出ていませんが、将来的にはリモートワークが流行り出すと印刷枚数が一気に減ることが懸念されています。そこから印刷枚数だけでなく、複合機等の物販の売り上げダウン必至です。また、中国・韓国への外国売り上げに関しては、国内以上に売り上げダウンが懸念されています。

 

【東京】富士ゼロックスのエンジニア

私の担当している企業では、テレワークを導入できないらしく、全員出勤。
ただ、その会社の人に話を聞くと、業績が悪く、全体的に停滞傾向というのです。まだ、コピー機のカウンター数の落ち込みはないものの、今後の状況では2次的被害ともいう不況が訪れ、収入が下がりそうです。

 

【東京】リコー販売店のエンジニア

私が担当しているテリトリーには、プラネタリウムや図書館などの公共施設が多くありどの施設も休館を余儀なくされている状況(印刷枚数60%減)で、まだ3月途中ではあるが前月と比較しても印刷枚数が大きく落ち込むのは必至である。年度末なので機器の入れ替えなどもある程度は見込めるが、カウンター料金の収入が下がるのは痛い。

複合機の修理等で使用する部品やトナーの供給は今のところ影響は無い。

 

【宮城】リコーのエンジニア

担当が医療関係全般であり、相手側が休みにならない限り影響はないです。ただ最近は出入りの消毒を徹底されたり、体温を測られるケースが多いです。
自身の担当は影響は少ないですが会社の業績は悪化するでしょう。理由は在宅勤増加等でプリンター・パソコン等の使用が減り、故障する確率が減るからです。

 

【大阪】コニカミノルタの営業

「しばらく来ないでくれ」というお客さんがいたり、販売機会が減っていることを実感している。また、防犯カメラ、音響設備、パソコンが仕入れられず、物販系で流れてしまった案件も多い。

私の担当は中小企業なのでテレワークを導入できていないところがほとんどで、その影響は今後も小さいと思う。

体力がないサービス業の個人事業主はすでに潰れていると聞くので、今後が心配。

 

まとめ

  • 2020年1-3月期売上は5~10%程度のマイナスと予測
  • コロナの影響が4ヶ月続いた場合、年間売上は7~8%以上減と予測
  • 在宅ワークを実施している中小企業は社員数ベースで15%程度
  • 中小企業の印刷枚数はコロナ流行後15%程度減
  • 複合機の購入を延期した企業は10%程度

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