【25枚機の複合機をメーカー別で比較】画質が良いのは?安いのは?

【25枚機の複合機をメーカー別で比較】画質が良いのは?安いのは?
複合機を設置したいんやけど、1日100枚くらいプリントするなら、印刷速度はどのくらいの複合機を選んだらええんやろ?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

1日の印刷枚数が100枚前後なら、25枚機の複合機がおすすめです。こちらの記事では、メーカーごとに、複合機の価格や使いやすさ、画質など6項目を比較しています。ぜひ参考にしてください。

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25枚機の複合機をメーカー別で比較!

【25枚機の複合機をメーカー別で比較】画質が良いのは?安いのは?

コピー機って基本的に印刷速度が速ければ速いほど価格が高いんやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうですね。速い機種ほど高いです。でも安いからと言って印刷速度が遅い機種を選ぶと、印刷待ちなど業務に支障が出てしまいます。
難しいねんな。どのくらいの速度の機種がええんやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

メーカーや販売店が推奨している『印刷速度と月間の印刷枚数』は以下の通りです。

 

印刷枚数

 

印刷速度/分 月間の印刷枚数の目安 最小枚数 最大枚数
22枚 2,200枚 1,200枚 3,000枚
25枚 2,200枚 1,200枚 3,000枚
28枚 4,000枚 3,000枚 6,000枚
30枚 4,000枚 3,000枚 6,000枚
36枚 6,000枚 5,000枚 8,000枚
45枚 12,000枚 8,000枚 27,000枚
55枚 17,000枚 11,000枚 40,000枚
65枚 21,000枚 15,000枚 50,000枚
75枚 27,000枚 20,000枚 60,000枚

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オペレーター 杏奈

及川さんが働くオフィスでは、月に何枚くらい印刷しますか?
2,000枚以下やな。ってことは22枚機か25枚機やろか?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

ですね!それでは各メーカーの25枚機をチェックしてみましょう。

 

各メーカーのオススメ機種【25枚機】

 

  富士フイルム(ゼロックス) リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 東芝
機種名 Apeos C2570(Model-PFS) IM C2510 iR-ADV C3926F bizhub C250 iS BP-60C26 TASKalfa 2554ci e-STUDIO 2525AC
印刷速度(A4ヨコ) 25枚/分 25枚/分 26枚/分 25枚/分 26枚/分 25枚/分 25枚/分
機種の外観 apeos c3570-3070-2570 RICOH IM C2510 iR-ADV C3935-C3930-C3926 bizhub C360is-C300is-C250is BP-60C26 TASKalfa 3554ci-2554ci e-STUDIO 2525AC-3525AC
発売日 2021年04月 2019年1月 2023年8月 2022年10月 2022年2月 2021年1月 2022年7月
幅×奥行:mm 1032×677 1,104×738 894×719 937×688 1003×653 920×665 977×822
重量 120Kg 84Kg 80Kg 84Kg 80Kg 90Kg 80Kg
メモリ 4GB 2GB 3.5GB 8GB 5GB 4GB 4GB
HDD又はSSD 128GB 320GB 256GB 256GB 250GB 32GB 128GB
本体定価:税別 216万円 107万円 177万円 140万円 128万円 123万円 132万円

※キャノン、シャープは25枚機ではなく、それぞれ26枚機です。また、幅×奥行=機械占有寸法です。

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価格の安さで選ぶなら、リコー「IM C2510」

各メーカーの25枚機を並べてみましたが、本体価格はリコー「IM C2510」と京セラ「TASKalfa 2554ci」が安い結果となりました。この2機種に次いでシャープ「BP-60C26」、コニカミノルタ「bizhub C250 iS」、東芝「e-STUDIO 2525AC」が続きます。

最も高額な機種は富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」の216万円で、リコー「IM C2510」とは109万円、京セラ「TASKalfa 2554ci」とは93万円の差があります。

 

【結論】25枚機の複合機を安さで選ぶなら→リコー「IM C2510」と京セラ「TASKalfa 2554ci」がオススメ!

 

しかし、定価は「あくまでも定価」であり、実際は定価の約50%~70%の金額でリース・購入することが可能です。

 

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スモールオフィスが選ぶなら、キャノン「iR-ADV C3926F」

複合機の設置は意外と場所を必要とするため、スモールオフィスや自宅兼事務所の場合は、なるべくコンパクトな機種を選びたいもの。

上記で紹介した25枚機の中で、最も横幅を取らない機種はキャノン「iR-ADV C3926F」の894mmですが、奥行きの長さは3番目に大きい719mmで、逆に最も奥行きを必要としない機種はシャープ「BP-60C26」の653mmですが、コチラは横幅の長さが1,003mmと大きくなっています。

横幅×奥行き=機械占有寸法が最も小さいのは、京セラの「TASKalfa 2553ci」602,600mm(横920×奥行665mm)で、次いでコニカミノルタ「bizhub C250i」の644,656mm(横937×奥行688mm)です。

また、リコー「IM C2510」、東芝「e-STUDIO 2525AC」は「機械占有寸法」が700,000mmを超えるため、スペースにゆとりが必要です。

【結論】スモールオフィスで25枚機の複合機を選ぶなら→キャノン「iR-ADV C3926F」またはシャープ「BP-60C26」が良し!

 

 

最も安いリコーの機種が最も場所を取るなんて意外やわー!その点、ゼロックスは高いし大きいし王様やな!

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

これとは別に各メーカーでは、スモールオフィス向けのコンパクト機種を生産しているので、お問い合わせやお見積もりの際に「小さいサイズ」「卓上タイプ」などリクエストをすると良いでしょう。

 

【関連記事】省スペースにも最適!小型複合機・卓上複合機のオススメ機種は?

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使いやすさで選ぶなら、シャープ「BP-60C26」

 

  富士フイルム(ゼロックス) リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 東芝
機種名 Apeos C2570(Model-PFS) IM C2510 iR-ADV C3926F bizhub C250 iS BP-60C26 TASKalfa 2554ci e-STUDIO 2525AC
操作パネルのサイズ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ
操作パネルの画像 ゼロックス操作パネル リコー操作パネル キャノン操作パネル コニカミノルタ操作パネル 京セラ操作パネル 東芝操作パネル
テンキー ソフト ソフト ソフト ソフト ソフト ソフト ソフト
フリック・ドラッグ ×
ピンチイン・アウト プレビュー画面では可 プレビュー画面では可 ×
角度調整
wifi対応
給紙枚数:標準 2,510枚 1,280枚 2,680枚 1,305枚 720枚 1,365枚 1,300枚
給紙枚数:最大 5,880枚 3,050枚 3,960枚 7,555枚 7,120枚 9,565枚 3,660枚

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フリッグとかドラッグって何の話?

新人Gメン及川

スマホのような操作性を実現!

出典:リコー

 

近年、どのメーカーもスマホやタブレットの『使いやすさ』を複合機に搭載しています。指先ひとつで直感的に操作できるので、新入社員や増え続ける外国人スタッフなど、複合機に初めて触れる方でも簡単に操作を実行することが可能です。

各メーカーとも操作パネルは10.1インチで、パネルの角度も調整できるため、『使いやすさ』の面で大きな違いはありませんが、あえて挙げるとすれば、シャープ「BP-60C26」は、ユーザーごとにカスタマイズされたホーム画面に『簡単ログイン』ができること、操作に応じてLEDランプの点灯でお知らせをしてくれること、音声によるガイドが受けられること等、より初心者にやさしい設計になっています。

【結論】使いやすい25枚機の複合機を選ぶなら→初心者でも操作が簡単なシャープの「BP-60C26(26枚機)」がオススメ!

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画質の良さで選ぶなら、富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」

 

  富士フイルム(ゼロックス) リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 東芝
機種名 Apeos C2570(Model-PFS) IM C2510 iR-ADV C3926F bizhub C250 iS BP-60C26 TASKalfa 2554ci e-STUDIO 2525AC
機種画像 apeos c3570-3070-2570 RICOH IM C2510 iR-ADV C3935-C3930-C3926 bizhub C250i BP-60C26 TASKalfa 3554ci-2554ci e-STUDIO 2525AC-3525AC
コピー読込解像度(dpi) 600×600
コピー書込解像度(dpi) 1,200×2,400 600×600 600×600 1,800×600 600×600 1,200×1,200 600×600
諧調 256階調(1670万色)

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解像度のdpiとは?
dpiとは “dots per inch” の略で、1インチ内に表現できるドット数を表し、数が多いほど密度が濃く詳細な表現ができます。よって、解像度が1,200dpi×2,400dpiの機種と解像度が600dpi×600dpiの機種を比較すると、数が大きい1,200dpi×2,400dpiの方が、きめ細かく印字できます。

しかし、あくまでも理論上の話であって、人間の目では300dpi以上の印刷物を判別できないため、dpiを高くしても、それほど大きな違いを感じられず、印刷速度が遅くなる、本体価格が高額になる等、デメリットも生じます。デザイン系の事務所など、よほど強いこだわりがあるオフィスを除けば、600dpi×600dpiでも印刷の品質には全く問題ありません。

 

解像度だけを比較すると、ややリコーと東芝が弱い印象を受けますが、人の目では認識できないステージまで進んでいるので、600×600dpiもあれば充分です。

 

せやけど300dpi以上やから、みんな同じってワケでもないんやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうですね。解像度よりは、メーカーの本質的な性能が関係している部分が大きいと思います。

 

品質で評判が良いメーカーは、やはり富士フイルム(ゼロックス)。本体の価格は高いですが、再現が難しいと言われている青系の色もキレイに印刷できる他、画像の再現性が高い、グラデーションがなめらか等、「ゼロックス、キャノン、コニカなど複合機各社の関係者が揃った座談会」や「色調調整の専門家による評価」でも、富士フイルム(ゼロックス)の画質は高く評価されています。

他にも、キャノンはカメラメーカーならではのカラー印刷技術に長け、コニカミノルタは大手フィルム、カメラメーカーとして培った基礎技術が複合機にも転用されているため発色に優れている等、メーカーごとの特徴があります。

一方、東芝は発色の正確性や画質の美しさなどは正直イマイチの評価ですが、耐水紙、耐水シール、クリアホルダー、特殊加工紙、LEDパネル用フィルムなど、様々な種類・サイズの特殊用紙へ印刷できることが強みで、急に必要になった時でも1枚から作成できるため、内製化でのコスト削減に有効です。

 

【結論】25枚機の複合機で画質にこだわるなら→富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」が良し!写真の印刷が多いなら→キャノン「iR-ADV C3926F(26枚機)」とコニカミノルタ「bizhub C250 iS 」もGood!

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  富士ゼロックス リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 東芝
機種名 Apeos C2570(Model-PFS) IM C2510 iR-ADV C3926F bizhub C250 iS BP-60C26 TASKalfa 2554ci e-STUDIO 2525AC
機種の外観 apeos c3570-3070-2570 RICOH IM C2510 iR-ADV C3935-C3930-C3926 bizhub C250i BP-60C26 TASKalfa 3554ci-2554ci e-STUDIO 2525AC-3525AC
ファーストコピー:カラー 8.7秒 7.4秒 8.4秒以下 6.9秒以下 7.6秒 8.5秒以下 7.8秒
ファーストコピー:モノクロ 6.3秒 5.1秒 6.1秒以下 5.2秒以下 6.5秒 6.4秒以下 5.9秒
ウォームアップ:カラー 30秒以下 24秒 30秒以下 13秒以下 18秒 18秒以下 約20秒
ウォームアップ:モノクロ 30秒以下 24秒 30秒以下 11秒以下 18秒 18秒以下 約20秒
リカバリータイム 5秒以下 6.5秒 10秒以下 非公開 12秒以下
最大消費電力 1.5kW以下
TEC値 0.25kWh 0.23kWh 0.29kWh 0.28kWh
スリープ時消費電力 0.5W 0.3W 0.5W 0.4W
スキャン片面 80枚/分 80枚/分 70枚/分 100枚/分 80枚/分 100枚/分 120枚/分
スキャン両面 160枚/分 150枚/分 35枚/分 200枚/分 200枚/分 240枚/分
オプション:ホチキス留め ○(50枚) 〇(65枚) ○(50枚) ○(50枚) ○(65枚) ○(100枚) ○(65枚)
オプション:針ナシ綴じ 10枚 10枚 10枚 10枚

※ウォームアップタイムは主電源ONから使用可能になるまでの時間です。また、ホチキス留めはインナータイプのフィニッシャー(本体に収まるタイプ)であれば、全メーカーともオプションで取り付け可能です。

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こまめに印刷を行う会社が選ぶなら、コニカミノルタ「bizhub C250 iS」

月間の印刷枚数が約2,000枚のオフィスでも、1,000枚程度の大量印刷を月に2回行うオフィスと、数枚の印刷を頻繁に行うオフィスでは着目するポイントが異なります。

大量印刷ではなく、こまめに印刷を行うオフィスでは印刷速度と同じくらいに「立ち上がりの速さ」が重要です。

カラー印刷のファーストコピーが最も速い機種はコニカミノルタ「bizhub C250 iS」の6.9秒以下で、最も時間が掛かる富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」の8.7秒と比べると、1.8秒の差があります。

 

2秒程度なんて誤差の範囲やんか。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

では、これはどうでしょう?

 

ウォームアップタイム(主電源ONから使用可能になるまでの時間)が最も速い機種はコニカミノルタ「bizhub C250 iS」で13秒以下、最も時間が掛かる富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C2570(Model-PFS)」の30秒と比べると、17秒もの差があります。

 

オペレーター 杏奈

たった1枚をコピーするために30秒以上も待つことが1日に何回もあったら…?
印刷待ちで残業になりそうやな!

新人Gメン及川

 

【結論】こまめに印刷を行う会社にオススメの25枚機は→コニカミノルタ「bizhub C250 iS」がオススメ。

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省エネ性能には、ほぼ差がない!

最大消費電力は全機種とも同じ。TEC値とスリープ時の消費電力に多少の差がありますが、月単位の電気料金を比較するとその差はほとんどありません。

TEC値とは?
TEC値とは「Typical Electricity Consumption」の略で、1週間(稼働とスリープ・オフが繰り返される5日間+スリープ・オフ状態の2日間)の標準的な消費電力の試算値を表します。オフィスによっては週に7日間稼働していることもあり、正確な数値は使用頻度や環境によって異なります。

しかし、古い機種と最新の機種では大きな違いがあります。一例を挙げると、2005年発売のシャープ「MX-2300FG」は、TEC値が7.03kWhと「BP-60C26」の25倍以上もあり、毎月の電気料金も25倍以上掛かってしまいます。

中古のコピー機は、たしかに安いですが、古い機種ほど省エネ仕様に設計されておらず、たとえ本体価格が安くてもランニングコストが割高になってしまう可能性があるので注意しましょう。

【結論】新しい複合機であれば省エネ仕様。古い機種ほど電気代が掛かる!

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【まとめ】複合機選びに迷ったらコピー機Gメンに相談を

以上、複合機を6つの項目で比較しました。

オペレーター 杏奈

他にもコールセンターや研究機関などでは静音設計のコピー機が人気を集めているなど、こだわるポイントは職種やオフィス環境によっても異なります。

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