【30枚機の複合機をメーカー別で比較】安いのは?コンパクトなのは?印刷がキレイなのは?

【30枚機の複合機をメーカー別で比較】安いのは?コンパクトなのは?印刷がキレイなのは?
1日200枚くらい印刷する場合は、どのくらいの印刷速度の複合機を選んだらええの?

新人Gメン及川

ベテランGメン園川

1日の印刷枚数が200枚前後なら、30枚機の複合機がおすすめです。こちらの記事では、複合機のメーカーごとに、価格や使いやすさ、画質など6項目を比較しています。ぜひ参考にしてください。

複合機を【格安】でリースする

30枚機の複合機をメーカー別で比較!

【30枚機の複合機をメーカー別で比較】安いのは?コンパクトなのは?印刷がキレイなのは?

複合機の価格って印刷速度が速ければ速いほど価格が高いんやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

はい。メーカーによって価格差はありますが、どのメーカーも印刷スピードが速い機種ほど高額です。ただし、オフィスの印刷枚数によっては、印刷速度が遅い機種を選ぶと業務に支障が出てしまうこともあります。
難しいねんな。どのくらいの速度の機種がええんやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

メーカーや販売店が推奨している『印刷速度と月間の印刷枚数』は以下の通りです。

 

印刷枚数

 

印刷速度/分 月間の印刷枚数の目安 最小枚数 最大枚数
22枚 2,200枚 1,200枚 3,000枚
25枚 2,200枚 1,200枚 3,000枚
28枚 4,000枚 3,000枚 6,000枚
30枚 4,000枚 3,000枚 6,000枚
36枚 6,000枚 5,000枚 8,000枚
45枚 12,000枚 8,000枚 27,000枚
55枚 17,000枚 11,000枚 40,000枚
65枚 21,000枚 15,000枚 50,000枚
75枚 27,000枚 20,000枚 60,000枚

複合機を【格安】でリースする

オペレーター 杏奈

30枚機は月に3,000枚~6,000枚の印刷をする会社に向いています。及川さんが働くオフィスでは月に何枚くらい印刷しますか?
2,000枚程度やから、22枚機か25枚機ってとこやろか?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうですね!各メーカーの25枚機については下記にまとめてあるのでチェックしてみて下さい!

 

【関連記事】【25枚機の複合機をメーカー別で比較】画質が良いのは?安いのは?

 

今回は30枚機の複合機をメーカー別で比較してみます。

 

各メーカーのオススメ機種【30枚機】

 

  リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 富士フイルム(ゼロックス) 東芝
機種名 IM C3010 iR-ADV C3930F bizhub C300 iS BP-60C31 TASKalfa 2554ci Apeos C3070(Model-PFS) e-STUDIO 2525AC
印刷速度(A4ヨコ) 30枚/分 30枚/分 30枚/分 31枚/分 25枚/分

30枚/分

25枚/分
機種の外観 RICOH IM C3010 iR-ADV C3935-C3930-C3926 bizhub C360is-C300is-C250is BP-60C36 60C31 TASKalfa 3554ci-2554ci apeos c3570-3070-2570 e-STUDIO 2525AC-3525AC
発売日 2023年2月 2023年8月 2022年10月 2022年2月 2021年1月 2021年04月 2022年7月
幅×奥行:mm 1104×701 894×722 937×688 1003×653 920×665 1032×677 977×822
重量 86Kg 86Kg 84Kg 80Kg 90Kg 120Kg 78.7Kg
メモリ 8GB 3.5GB 8GB 5GB 4GB 4GB 4GB
HDD又はSSD 256GB 256GB 256GB 256GB 32GB 128GB 128GB
本体定価:税別 143万円 198万円 155万円 141万円 123万円 225万円 132万円

※シャープは31枚機、京セラと東芝は25枚機です。また、幅×奥行=機械占有寸法です。

複合機を【格安】でリースする

 

本体価格の安さで選ぶなら、リコー「IM C3010」

各メーカーの30枚機を並べてみましたが、本体価格は京セラの「TASKalfa 2554ci」が最も安く、次いで東芝の「e-STUDIO 2525AC」でした。

最も高額な機種は、富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C3070(Model-PFS)」の225万円で、リコー「IM C3010」とは82万円、25枚機の京セラの「TASKalfa 2554ci」とは102万円、同じく25枚機の東芝の「e-STUDIO 2525AC」とは93万円の差があります。

 

【結論】30枚機の複合機を安さで選ぶなら→速度が必要ならリコーの「IM C3010」、安さ重視なら京セラの「TASKalfa 2554ci(25枚機)」がオススメ!

 

しかし、定価は「あくまでも定価」であり、実際は定価の約50%~70%の金額でリース・購入することが可能です。

 

複合機を【格安】でリースする

 

省スペースで選ぶなら、キヤノン「iR-ADV C3930F」

複合機の設置は意外に場所を必要とします。スペック表には「大きさ(横幅×奥行×高さ)」と「機械占有寸法」が記載されていますが、手差しトレイ開放時や本体排紙受け開放時を考え、「機械占有寸法」の方を参考にしましょう。

また、スモールオフィスやSOHOなど、設置スペースにゆとりがない場合は、なるべくコンパクトな機種を選ぶことが重要です。

上記で紹介した30枚機の中で、最も横幅を取らない機種はキャノン「iR-ADV C3930F」の894mmですが、奥行きは2番目に長い722mmです。一方、奥行きを最も必要としない機種はシャープ「BP-60C31」の653mmですが、横幅が1,003mmと1,000mmを超えてしまいます。

また、リコー「IM C3010」、東芝「e-STUDIO 2525AC」は「機械占有寸法」が700,000mmを超えるので、ゆとりのあるスペースが必要です。

【結論】省スペースを重視して30枚機の複合機を選ぶなら→キャノン「iR-ADV C3930F」またはシャープ「BP-60C31(31枚機)」が良し!

 

オペレーター 杏奈

これとは別に多くのメーカーではA4機などスモールオフィス向けのコンパクト機種を取り揃えています。お問い合わせやお見積もりの際に「小さいサイズ」「卓上タイプ」などのリクエストをすると良いでしょう。

【関連記事】省スペースにも最適!小型複合機・卓上複合機のオススメ機種は?

複合機を【格安】でリースする

 

使いやすさで選ぶなら、シャープ「BP-60C31」

 

  リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 富士フイルム(ゼロックス) 東芝
機種名 IM C3010 iR-ADV C3930F bizhub C300 iS BP-60C31 TASKalfa 2554ci Apeos C3070(Model-PFS) e-STUDIO 2525AC
操作パネルのサイズ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ 10.1インチ
操作パネルの画像 パネルIM C4510 パネル キャノン コニカミノルタ操作パネル パネルシャープ パネル京セラ パネルApeos C4570 パネル東芝
テンキー ソフト ソフト ソフト ソフト ソフト ソフト ソフト
フリック・ドラッグ ×
ピンチイン・アウト  プレビュー画面では可  プレビュー画面では可 ×
角度調整
wifi対応
給紙枚数:標準 1,280枚 2,680枚 1,305枚 720枚 1,365枚 2,510枚 1,300枚
給紙枚数:最大 6,970枚 3,960枚 7,555枚 7,120枚 9,565枚 5,880枚 3,660枚

複合機を【格安】でリースする

フリッグ?ドラッグ?ピンチイン・ピンチアウト?何の話やねん。

新人Gメン及川

 

新しい複合機はスマホライクの操作が主流!

フリック出典:リコー

 

どのメーカーもチカラを入れているポイントの一つが複合機の『使いやすさ』です。

性能が劇的な進化を遂げても、それを使いこなせなければ意味がなく、増え続ける外国人スタッフやシニアスタッフ、複合機を初めて触れる新入社員など、様々な従業員が直感的に使えるように、スマホやタブレットと共通した操作方法が取り入れられています。

操作パネルは各メーカーとも10.1インチと同じサイズで、パネルの角度も調整可能なため、『使いやすさ』に大きな違いは見られませんが、しいて挙げるとすれば、シャープの「BP-60C31」は、LEDランプの光によるお知らせや音声によるガイドが受けられる等、より初心者にやさしい設計をしています。

【結論】使いやすい30枚機の複合機を選ぶなら→初心者にもやさしいシャープの「BP-60C31(31枚機)」がオススメ!

複合機を【格安】でリースする

 

印刷の美しさで選ぶなら、富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C3070(Model-PFS)」

 

  リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 富士フイルム(ゼロックス) 東芝
機種名 IM C3010 iR-ADV C3930F bizhub C300 iS BP-60C31 TASKalfa 2554ci Apeos C3070(Model-PFS) e-STUDIO 2525AC
機種の外観 RICOH IM C3010 iR-ADV C3935-C3930-C3926 bizhub C360is-C300is-C250is BP-60C36 60C31 TASKalfa 3554ci-2554ci DocuCentre VII C2273 e-STUDIO 2525AC-3525AC
コピー読込解像度(dpi) 600×600 600×600 600×600 600×600 600×600 600×600 600×600
コピー書込解像度(dpi) 600×600 600×600 1,800×600 600×600 1,200×1,200 1,200×2,400 600×600
諧調 256階調(1670万色) 256階調(1670万色) 256階調(1670万色) 256階調(1670万色) 256階調(1670万色) 256階調(1670万色) 256階調(1670万色)

複合機を【格安】でリースする

解像度のdpiとは?
解像度に使われる単位:dpiとは “dots per inch” の略で、1インチ内に表現できるドット数を表し、数が大きければ大きいほど密度の濃い印刷が可能です。そのため、解像度が1,200dpi×2,400dpiの機種と600dpi×600dpiの機種を比較すると、数の大きい1,200dpi×2,400dpiの機種の方が、きめ細かい印字ができます。

しかし、肉眼では300dpi以上の印刷物を区別できないので、dpiをやみくもに高くしても一般的な印刷物では違いを感じないどころか、印刷速度が遅くなる、本体価格が高額になる等のデメリットが生じることもあります。デザイン系の事務所やファッション関係の会社など、再現性に強いこだわりがある職種を除けば、600dpi×600dpiでも印刷の品質に問題を感じることは、ほとんどありません。

 

どの機種も300dpi以上あるやんか。せやけど、印刷の品質が全く同じってワケでもないやろ?

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

そうなんです。それは解像度の問題ではなく、メーカーによる本質的な性能が関係していると思います。

 

印刷の品質で最も評判が良いメーカーは富士フイルム(ゼロックス)。他メーカーと比べて本体価格は高いですが、再現が難しいと言われているブルー系の発色にも定評がある他、画像の再現性が高い、グラデーションがなめらか等、「色調調整の専門家による評価」や「ゼロックス、キャノン、コニカなど複合機各社の関係者が揃った座談会」でも、富士フイルム(ゼロックス)の画質は高く評価されています。

他にも、カメラメーカーのキャノンはカラー印刷技術に長け、大手フィルムメーカー&カメラメーカーとしての技術が複合機に搭載されているコニカミノルタは発色に優れている等、メーカーによって特徴があります。

また、東芝は画質の再現性など品質自体の評価はそこそこですが、耐水紙・マグネットシート・耐水シール・和紙シール・ホルダー・耐水クロス紙・LEDパネル用フィルムなど、合計14種類の特殊用紙への印刷に対応しています。工場や倉庫などに耐水シールや耐水ポスターが急に必要になった際、1枚から自社作成できるため、コスト削減や業務の効率化が期待できます。

 

【結論】30枚機の複合機を印刷の美しさで選ぶなら→富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C3070(Model-PFS)」が良し!キャノン「iR-ADV C3930F」とコニカミノルタ「bizhub C300 iS」も高評価!

複合機を【格安】でリースする

 

 

  リコー キャノン コニカミノルタ シャープ 京セラ 富士フイルム(ゼロックス) 東芝
機種名 IM C3010 iR-ADV C3930F bizhub C300 iS BP-60C31 TASKalfa 2554ci Apeos C3070(Model-PFS) e-STUDIO 2525AC
機種の外観 RICOH IM C3010 iR-ADV C3935-C3930-C3926 bizhub C360is-C300is-C250is BP-60C36 60C31 TASKalfa 3554ci-2554ci apeos c3570-3070-2570 e-STUDIO 2525AC-3525AC
ファーストコピー:カラー 6.9秒 7.4秒以下 6.7秒以下 7.6秒 7.0秒 6.7秒 7.8秒
ファーストコピー:モノクロ 4.5秒 5.5秒以下 5.0秒以下 5.6秒 5.3秒 4.9秒 5.9秒
ウォームアップ:カラー 25秒 30秒以下 13秒以下 18秒 18秒以下 30秒以下 約20秒
ウォームアップ:モノクロ 25秒 30秒以下 11秒以下 18秒 18秒以下 30秒以下 約20秒
リカバリータイム 6.6秒 10秒以下 非公開 5秒以下 12秒以下
最大消費電力 1.5kW以下 1.5kW以下 1.5kW以下 1.5kW以下 1.5kW 1.5kW以下 1.5kW以下
TEC値 0.28kWh 0.35kWh 0.33kWh 0.32kWh
スリープ時消費電力 0.3W 0.5W 0.4W 0.5W
スキャン片面 80枚/分 70枚/分 100枚/分 80枚/分 100枚/分 80枚/分 120枚/分
スキャン両面 150枚/分 35枚/分 200枚/分 200枚/分 160枚/分 240枚/分
オプション:ホチキス留め ○(65枚) ○(50枚) ○(50枚) ○(65枚) ○(100枚) ○(50枚) ○(65枚)
オプション:針ナシ綴じ 10枚 10枚 10枚 10枚

※ウォームアップタイムは主電源ONから使用可能になるまでの時間です。

複合機を【格安】でリースする

 

印刷頻度の高い会社を選ぶなら、コニカミノルタ「bizhub C300 iS」

30枚機の複合機は月間の印刷枚数が約3,000枚~6,000枚のオフィスに最適ですが、数枚の印刷を繰り返すような「印刷頻度の高い会社」では着目するポイントが多少異なります。

こまめに印刷を行うオフィスでは、スムーズにコピーやプリントを行うために、印刷速度だけではなくウォームアップタイムやファーストコピーなど「立ち上がりの速さ」が重要です。

カラー印刷のファーストコピーが速い機種はコニカミノルタ「bizhub C300 iS」と富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C3070(Model-PFS)」の6.7秒で、リコー「IM C3010」の6.9秒、京セラ「TASKalfa 2554ci」の7.0秒が続きます。

 

どれも大差ないっちゅうことやね。

新人Gメン及川

オペレーター 杏奈

では、これはどうでしょう?

 

ウォームアップタイム(主電源ONから使用可能になるまでの時間)が最も速い機種はコニカミノルタの「bizhub C300 iS」で13秒以下で、最も時間が掛かる富士フイルム(ゼロックス)「Apeos C3070(Model-PFS)」、キヤノン「iR-ADV C3930F」の30秒と比べると、23秒も差があります。

23秒は長いな。はよ動かんかい!って叩いてまいそうやわ。

新人Gメン及川

 

【結論】印刷頻度の高い会社にオススメの30枚機は→コニカミノルタ「bizhub C300 iS」またはリコー「IM C3010」、京セラ「TASKalfa 2554ci(25枚機)」がオススメです。

複合機を【格安】でリースする

 

省エネの性能にはほとんど差がない

最大消費電力は全機種とも同じ1.5kW以下。TEC値とスリープ時の消費電力に多少の差があるものの、月単位で考えると電気料金の差はほとんどありません。

 

TEC値とは?
TEC値とは「Typical Electricity Consumption」の略で、1週間(稼働・スリープ・オフが繰り返される5日間とスリープ・オフ状態の2日間)の標準的な消費電力の試算値を表します。オフィスによっては、週に6日あるいは7日稼働していることがあるため、正確な数値は使用頻度や環境によって異なります。

 

しかし、古い機種と最新の機種では差が歴然で、一例を挙げると2005年発売のシャープ「MX-2300FG」は、TEC値が7.03kWhと「BP-60C31」の4倍以上もあり、月の電気料金も20倍以上に跳ね上がってしまいます。

中古のコピー機は、本体価格こそ安いですが古い機種ほど省エネに配慮されておらず、電気料金が割高になる恐れがあるので注意が必要です。

【結論】新しい複合機であれば省エネ仕様。古い機種ほど電気代が掛かる!

複合機を【格安】でリースする

 

【まとめ】複合機選びに迷ったらコピー機Gメンに相談を

以上6つの項目で複合機を比較しました。

オペレーター 杏奈

他にも、データ入力が多い業種やコールセンターなどでは静音設計のコピー機が人気を集めているなど、業種やオフィス環境によって、こだわるポイントは異なります。複合機選びに悩んだら、コピー機Gメンまでお問い合わせください。

複合機を【格安】でリースする

複合機情報カテゴリの最新記事